プロ野球ペナント最速開幕の秘策「セ・パ解体」「地域リーグ」の衝撃プラン

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 プロ野球はオーナー会議を開いても(5月12日)、ペナントレースの開幕日を決められなかった。前日の12球団代表者会議後、斉藤惇コミッショナーが明かした限りでは、「秋にはもう一波(感染拡大が)来るかも」という、Jリーグとの対策連絡会議で出た専門家の意見を受け、慎重になったようだ。

「6月19日に開幕戦が決まるとの声は消えていません。斉藤コミッショナーの発言後も、同日開幕説が強く囁かれています」(ベテラン記者)

 同日、巨人は自主練習場所に本拠地・東京ドームを加えた。これまではジャイアンツ球場だけだったが、練習ペースも2勤1休から3勤1休となっている。また、昨季に続いて今季も開幕投手を務めるDeNAの今永昇太投手も6月19日に標準を合わせたような練習を続けている。

 発表されていないが、どの球団も6月19日を“意識”していた。しかし、コミッショナーが具体的な日程を言えなかったのは、専門家の意見を反映させた「慎重論」だけが理由ではなかった。

「12球団中8球団がウイルス感染の『特定警戒都道府県』(※5月13日現在)に指定されたところに本拠地を構えています。ペナントレースが無観客試合で始まるとしても、選手の移動にともなう感染リスクが指摘されています。メジャーリーグではアリゾナ州など3州に30球団を集結させる案が出ており、それにならって、12球団を特定の地域に集める案も出てきたんですが」(球界関係者)

 関係者によれば、特定地域に12球団を集めることに対し、賛成と反対の両方が出ているという。同時に、セ・リーグとパ・リーグの線引きをなくし、今季に限り、地域分けのリーグ戦を行う“衝撃案”も出たそうだ。選手の移動にともなうリスクをどう回避させるのか、その良策がまとまらないため、ペナントレースをスタートさせられないというのだ。

「6月19日の開幕戦にこだわらないとする球団もいくつかあるようです。『ペナントレースを一刻も早く』と積極的な意見を出しているのは、巨人、阪神、広島など。高校野球、大学、社会人と球場の棲み分けもしなければなりませんし…」(前出・球界関係者)

 選手たちは6月19日を意識しながら練習をしているようだが、それは「急展開での決定」に備えてのことかもしれない。ペナントレースの開催には、まだ課題も多そうだ。

(スポーツライター・飯山満)

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