サムライ2世が指名候補に!6・10米ドラフトで父子メジャーリーガー誕生へ

写真はイメーシ?

 MLB公式サイトが今年のドラフト候補に関する特集記事を掲載した。メジャーリーグのドラフト会議は通常で40巡目まで指名可能だが、今年は新型コロナウイルスの影響で5巡目までに縮小される。ここまで獲得枠が縮小された年のドラフト特集に名前の出た選手は“有望”と見ていい。今回の指名候補の紹介記事は「メジャーリーガー2世、著名人子息」に限定されたとはいえ、指名の可能性がない選手は取り上げられない。

 そんな金のタマゴたちのなかに日本人選手の“2世”がいた。そしてそこには史上初の夢がかかっていた。

「パドレスなどで活躍した大塚晶文氏の息子である虎之介君も紹介されていました。サンディエゴ大学の強打の外野手だそうです」(米国人ライター)

 父子2代のメジャーリーガーとなれば、日本人初。今さらだが、大塚は元パドレスなどで活躍したクローザーだ。

 指名の可能性を感じさせる要素は、ほかにもあった。虎之介君はランチョ・バーナード高校出身。同校は2013年、ヤンキースにドラフト2位指名された加藤豪将内野手(現マーリンズ傘下)の出身校でもある。米国内では名の知れた野球強豪校なのだ。先の米国人ライターもこう続ける。

「加藤のように高校からメジャーに指名される選手はもちろんですが、米国では『大学で野球をやる学生はプロ入りの可能性がある者だけ』と解釈されています。大学の野球部を指導しているのはマイナーのコーチか選手。もしくは、育成に長けた野球のレッスンプロなんです。だから、指名前に名前の出る大学生は、かなり有望と見ていいでしょう」

 また、父・大塚元投手の出身校である東海大学の関係者によれば、「息子さんはどうしても野球をやりたいとし、サンティエゴ大学からのオファーを受けるため、家族でわざわさ引っ越した」とのこと。父が第1回WBCで力投する姿、パドレス、レンジャーズで活躍する雄姿に心を打たれたのだろう。

「愛娘もサンティエゴ大学でソフトボールをやっています。東京五輪の米国代表になったら、スゴイですよね」(前出・関係者)

 大塚元投手が息子を厳しく鍛え上げ、愛娘に技術指導をしたという話は聞けなかったが、「野球一家」であることは間違いないようだ。現段階では、米ドラフト会議は6月10日から2日間にわたって行われる見通しだ。プロ野球の開幕を前に、ビッグニュースが日本にも届けられそうだ。

(スポーツライター・飯山満)

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