黄金世代・渋野日向子「絶不調」の理由と「最強アズマ軍団」の猛チャージ

渋野日向子

 昨年、日本人女子として42年ぶりに海外メジャー女王の栄冠を手にした「黄金世代」の渋野日向子(21)は、今季参加したツアーで3戦連続予選落ちする憂き目に遭った。絶不調の裏でいったい何があったのか。ベテランのゴルフライターが解説する。

「コロナ禍の影響により、試合が中止になった2月頃から筋トレに走ったのがマズかった。1カ月くらいで筋肉がついて『球が飛ぶようになりました』とうれしそうだったけど、腕に余計な筋肉がついてバランスを崩してしまった。アドレスの時に両ヒジが天井を向く猿腕がうまく保てなくなり、ショットのインパクトにも影響が出ている。筋力が上がっても、プレーで生きなければ意味がない」

 9月10日に開幕した「ANAインスピレーション」(カリフォルニア)では、首位と4打差の好スタートを切ったものの最終順位は51位。最後まで“シブコ・スマイル”が弾けることはなかった。

 国内外で注目を集める黄金世代を猛烈に意識して「私たちこそが真の黄金世代よ!」と鼻息を荒くするのが、アラサー世代の自称「最強アズマ軍団」だ。

「成田美寿々(27)や青木瀬令奈(27)が中心になって結成した、92年度生まれの集団です。まだ優勝経験のない東浩子(28)を励ますための飲み会をきっかけに結成されました。同世代の12名で構成されており、メンバーが優勝するたびに葭葉ルミ(27)が幹事となって祝勝会を開いています」(スポーツ紙記者)

 どこかおちゃらけた雰囲気に映るが、侮ることなかれ。「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」では、青木とイ・ミニョン(28)が初日に首位タイで並ぶ好発進。目下、女子ゴルフ界で猛チャージを見せる注目の世代なのだ。それだけに、後輩のケアにも抜かりはない。

「数多くの美人プロを下してきた『カワイ子ちゃんハンター』を自称する成田は、ツアー通算13勝を誇る軍団屈指の実力者。後輩の面倒見がすこぶるいいと評判です。淺井の初優勝がかかったツアー中に電話で激励の言葉をかけたり、一時期スマイルシンデレラの重圧で笑顔を失いかけていた渋野を宝塚歌劇団の公演に誘ってリフレッシュさせるなど、『黄金世代』の精神的支柱のような存在です」(ゴルフ誌編集者)

 プレーだけでなく、人柄的にも最強というわけだ。

 最強アズマ軍団と黄金世代、ミレニアム世代に新世紀世代と、この4世代を中心に、激戦が繰り広げられている女子ゴルフ。知れば知るほどツアー観戦が楽しくなるのは間違いない。

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