吉村真晴「非常に充実した大会」決勝進出逃すも“怪我の功名”で好成績<全日本卓球2022>

<2022年全日本選手権大会(一般・ジュニアの部) 日時:1月24日〜30日 場所:東京体育館>

30日、全日本選手権は最終日を迎え、男子シングルス準決勝が行われた。2012年大会以来10年ぶりの優勝を狙う吉村真晴(愛知ダイハツ)は松平健太(ファースト)にゲームカウント3-4で敗れ、決勝進出を逃した。

吉村は昨年、新型コロナ感染により世界選手権選考会を棄権、年末にはテレビ収録の場での事故で肋骨を骨折するなど不運に見舞われてきたが、今大会では持ち味を存分に発揮した“強い”吉村真晴を全国の卓球ファンに披露した。

試合後、吉村は報道陣の質問にオンラインで答えた。

吉村真晴コメント

写真:試合後、肩を落とししばらく動かなかった吉村真晴(愛知ダイハツ)/撮影:ラリーズ編集部
写真:試合後、肩を落とししばらく動かなかった吉村真晴(愛知ダイハツ)/撮影:ラリーズ編集部

試合後の今の気持ちは?

9割くらい悔しい気持ちと1割安心している気持ちがあります。

試合が続いてきて、自分自身コートに入っていて緊張と、少し疲れも感じていて、なかなか健太さんのボールに対して打ち抜くことができなかった。松平選手も良いパフォーマンスしてましたし、自分も全てを出し切ってこの結果なので、悔しいですけど仕方ないです。

苦しい中、こうやって最終日まで残ることができて、出られるかどうかもわからなかったし、それを支えてくれた全ての方に感謝と勝ちたかったなという気持ちです。

こういう状況でも多くの方が最終日を楽しみに来てくれて、みんなの前でもっとプレーしたかったですけど、みんなのおかげで最終日まで戦い切ることができたので、本当に応援してくれている皆さんや卓球を支えてくれているすべての皆さんに感謝したいです。

ベスト16以上に入ってパリ五輪選考会出場権を得たこと

写真:吉村真晴(愛知ダイハツ)/撮影:ラリーズ編集部
写真:吉村真晴(愛知ダイハツ)/撮影:ラリーズ編集部

今回は(優勝したら内定の)世界選手権代表に内定できなかったですけど、まだまだチャンスはありますし、目標に向けてまた気持ちを切り替えて調子を上げて、選考会では必ず代表権を獲得して、パリを見据えた世界選手権にしていきたいのです。

今後のモチベーションに繋がる大会となったか

大会に入る前に、モチベーションや気持ちの部分ではかなり良い状態で臨んでいましたし、その中で苦手だった町選手や、張本選手となかなか勝てない相手に勝てて、結果もついてきました。非常に充実した大会となりました。これからが楽しみだと思っています。

大会前の怪我が逆にプラスになった面はあるか?

写真:吉村真晴(愛知ダイハツ)/撮影:ラリーズ編集部
写真:吉村真晴(愛知ダイハツ)/撮影:ラリーズ編集部

約2ヶ月間、考える期間ができた。その中で今後自分が何を目標に戦って卓球をしていくのかを考えて、やはりパリ五輪というのが最初に出てきて、じゃあ何をするべきかを考えて、コーチやトレーナー、マッサーだったり、すべての環境を整えて準備して来て、本当に卓球に対してのモチベーションを引き上げることができました。

自分が優先すべきは卓球というところが気持ちの強さになって、それが今まで勝てることができなかった選手に勝つことができました。スポーツはメンタルが大切だと学ぶことができました。

そういうプラスの多い2ヶ月だったと思います。

その2ヶ月がなかったらこの結果はなかったかもしれない?

「かも」というよりなかったと思います。

普通に町に勝てるかわからなかったですし、おそらく張本には勝てなかったでしょうし、もう一度自分を奮い立たせてくれたというか、こうなったからにはもう一度やってやろうという気持ちになれました。

男子シングルス準決勝

写真:試合後、健闘をたたえ合った吉村真晴(愛知ダイハツ)と松平健太(ファースト)/撮影:ラリーズ編集部
写真:試合後、健闘をたたえ合った吉村真晴(愛知ダイハツ)と松平健太(ファースト)/撮影:ラリーズ編集部

〇松平健太(ファースト) 4-3 吉村真晴(愛知ダイハツ)
11-9/12-10/6-11/12-14/11-8/9-11/11-3

文:ラリーズ編集部

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