“みまじゅん”ワールドツアー初優勝なるか<卓球・ブルガリアオープン5日目見どころ>

写真:水谷隼(木下グループ・写真左)と伊藤美誠(スターツ・写真右)/提供:ittfworld

<ITTFワールドツアー・ブルガリアオープン 2019年8月13日〜2019年8月18日>

16日、ブルガリアオープンは大会4日目を迎え、男女シングルスの2回戦およびダブルス全種目の準決勝までが行われた。

張本、石川、伊藤が強敵に勝利

男子シングルスでは張本智和(8月世界ランキング5位・木下グループ)が、好調の陳建安(チェンジェンアン・同58位・チャイニーズタイペイ)を退けて準々決勝進出を決めた。

また、予選から数々の強敵を破ってきた神巧也(同111位・T.T彩たま)は、ブラディミル・サムソノフ(同19位・ベラルーシ)に勝った田中佑汰(同188位・愛知工業大学)にフルゲームで競り勝ち、2019年のワールドツアーで初のベスト8入りを果たした。

一方女子では、平野美宇(同10位・日本生命)、加藤美優(同26位・日本ペイントホールディングス)、早田ひな(同34位・日本生命)が姿を消したが、石川佳純(同6位・全農)はベルナデッタ・スッチ(同14位・ルーマニア)を打ち破り、伊藤美誠(同8位・スターツ)もFan Siqi(ファンスーチー・同202位・中国)をストレートで撃破し、準々決勝に駒を進めた。

38歳の大ベテラン、注目のTリーガー対決を制する

男子シングルス2回戦で、琉球アスティーダ所属の荘智淵(チュアンチーユエン・同36位・チャイニーズタイペイ)が、T.T彩たまからTリーグに参戦するリアム・ピッチフォード(同12位・イングランド)と対戦した。注目のTリーガー対決は、互いに一歩も譲らない激しいラリー戦の末、荘智淵がフルゲームでピッチフォードを下した。

大会4日目となる17日は、男女シングルスの準々決勝、男女ダブルスと混合ダブルスの決勝が行われる。

男子試合 組み合わせと見どころ

鄭栄植(チョンヨンシク)、李尚洙(イサンス)
写真:韓国オープンでの鄭栄植(チョンヨンシク・写真左)と李尚洙(イサンス・写真右)/提供:ittfworld

シングルス準々決勝

張本智和 − 神巧也
荘智淵(チャイニーズタイペイ) − マルコス・フレイタス(ポルトガル)
水谷隼 − クアドリ・アルナ(ナイジェリア)
趙子豪(中国) − ドミトリ・オフチャロフ(ドイツ)

ダブルス決勝

宇田幸矢/吉村和弘 − 鄭栄植/李尚洙(韓国)

男子シングルスでは、水谷隼(同14位・木下グループ)がクアドリ・アルナ(同22位・ナイジェリア)と対決。

両者は2017年のワールドカップで対戦しており、多彩なテクニックで相手を寄せ付けずに水谷がストレートで勝利している。対するアルナは今大会、黄鎮廷(ウォンチュンティン・同17位・中国香港)を破っており、勢いがある。今回の対戦はどちらに軍配が上がるか必見だ。

また、男子ダブルスでは宇田幸矢(同102位・JOCエリートアカデミー/大原学園)/吉村和弘(同43位・東京アート)がペアを組んで初のワールドツアーで決勝に進出。

決勝の相手は韓国の鄭栄植(チョンヨンシク・同23位)/李尚洙(イサンス・同18位)ペアだ。この韓国ペアは7月のオーストラリアオープンでは中国の馬龍(マロン・同5位)/林高遠(リンガオユエン・同4位)ペアを破って優勝した強敵だ。宇田/吉村は得意のラリー戦で初優勝なるか期待だ。

女子試合 組み合わせと見どころ

平野美宇(日本生命)、芝田沙季(ミキハウス)
写真:韓国オープンでの芝田沙季(ミキハウス・写真左)と平野美宇(日本生命・写真右)/提供:ittfworld

シングルス準々決勝

石川佳純 − 何卓佳(中国)
佐藤瞳 − 武楊(中国)
陳幸同(中国) − 田志希(韓国)
伊藤美誠 − 于夢雨(シンガポール)

ダブルス決勝

平野美宇/芝田沙季 − 顧玉?/木子(中国)

女子ダブルスでは石川佳純が中国の何卓佳(フーズオジャー・同19位)と対戦する。石川は何卓佳に2018年のグランドファイナルで3-4と敗れており、通算では1勝2敗で負け越している。しかし今大会では好調な仕上がりを見せており、リベンジに期待がかかる。

佐藤瞳は中国のカットマン・武楊(ウーヤン・同97位)と対戦。武楊は2回戦で、同じくカットマンである徐孝元(ソヒョウォン同13位・韓国)を破っており、佐藤にとっては難しい相手になる。佐藤の粘りのプレーで武楊に競り勝つことができるか注目だ。

伊藤美誠は、加藤美優を破った于夢雨(ユモンユ・同47位・シンガポール)と対戦する。5月の香港オープンをはじめ伊藤が5勝1敗で勝ち越しているが、于夢雨は今大会好調で、決して侮れない。準決勝への切符を掴むのは誰なのか見逃せない。

またダブルスでは平野/芝田ペアが決勝進出。7月の韓国オープンでペアを結成して以来ベスト8以上の成績を残せていなかったが、今回は優勝のチャンスも十分にある。悲願の初優勝なるか期待だ。

混合ダブルス決勝

水谷隼(木下グループ)、伊藤美誠(スターツ)
写真:韓国オープンでの水谷隼(木下グループ・写真左)/提供:ittfworld

水谷隼/伊藤美誠 − 馬特/武楊(中国)

混合ダブルス決勝の相手は中国のカットマンペアとなった。馬特/武楊は強打をことごとくカットで拾うペア。水谷/伊藤がテクニックでカットマンペアを攻略し、ワールドツアー初制覇なるか注目だ。

文:ラリーズ編集部

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