2020年1月有効な世界ランキングポイント(男子W杯終了時点)丹羽孝希が日本男子2番手に

写真:男子W杯での丹羽孝希/提供:ittfworld

このページの目次

  • 1 男子W杯で張本、丹羽がポイント加算
  • 2 五輪出場権を左右する世界ランキングの算出方法とは?
  • 3 男子W杯を終え、各選手のポイントは?
    • 3.1 男子選手順位
    • 3.2 女子選手順位
  • 4 有力選手たちの今後の出場予定

男子W杯で張本、丹羽がポイント加算

1日、男子ワールドカップ(W杯)が終了し、張本智和(木下グループ)が準優勝、丹羽孝希(スヴェンソン)がベスト8の成績を残した。

張本は既に五輪代表の基準を満たしているが、今回の準優勝によりポイントを800ptほど積み上げた。丹羽は準々決勝で張本との激闘の末敗れたが、ベスト8の成績によりW杯開幕前(T2ダイヤモンド終了時)から500pt以上を加算。水谷隼(木下グループ)とシングルス代表の残り1枠を僅差で争ってきたが、今回のW杯で丹羽が一歩リードした。

五輪出場権を左右する世界ランキングの算出方法とは?

東京五輪シングルスの出場権は2020年1月時点の世界ランキング上位2名に与えられる。その2020年1月を見据え、「2020年1月時点で有効であるポイント」を集計し、五輪出場争いの展望をまとめた。

まずは、世界ランキングの算出方法からおさらいをしておこう。

ITTFが定める卓球世界ランキングは、以下のような規定により決定される。

・ITTFが規定する大会のうち、過去1年以内の大会結果をもとに算出
・世界選手権など一部の大会は1年以上前でも計算対象とする。同大会が次に開催されるまで有効となる。
・対象となる大会のうち、獲得ポイントが多い上位8大会でのポイント合計がその選手の合計ポイントとなる。
・T2ダイヤモンドでの獲得ポイントは上位8大会のポイント合計とは別に加算される。

つまり、現時点の世界ランキングポイントの中から、2020年1月には失効してしまうものを考慮する必要がある。

今回は「2020年1月時点で有効であるポイント」だけを男子W杯終了時点まで集計した。そのため、以下で紹介する各選手のポイントはITTFが発表する世界ランキングポイントとは異なるものとなる。

男子W杯を終え、各選手のポイントは?

男子W杯の結果を含め、2020年1月まで有効なポイントだけで算出した男女日本選手のポイントランキングは以下の通り。ただし、女子はT2ダイヤモンド終了時のポイントから変動はない。

男子選手順位

1 張本智和 12465Pt(11675Pt)
2 丹羽孝希 9420Pt(8865Pt)
3 水谷隼  8925Pt(8925Pt)
4 森薗政崇 5195Pt(5195Pt)
5 神巧也  5055Pt(5055Pt)
6 吉村和弘 4830Pt(4830Pt)
※太字が男子W杯でポイントを増やした選手
※左のPtは男子W杯終了時、()内は男子W杯開催前の2020年1月まで有効なポイント

今回の男子W杯により丹羽が水谷のポイントを追い越し、日本選手2番手に躍り出た。3番手の水谷との差は約500ptに広がった。

また、4位の森薗政崇(BOBSON)以下は3位の水谷から大きくポイントを離されている。4番手以下で12月の大会に出場するのは、ノースアメリカンOPに出場する吉村真晴(名古屋ダイハツ)のみ。五輪シングルス代表争いは、事実上丹羽と水谷に絞られた形だ。

女子選手順位

平野美宇
写真:チームW杯での平野美宇/提供:ittfworld

1 伊藤美誠 14310Pt
2 平野美宇 10695Pt
3 石川佳純 10630Pt
4 佐藤瞳  7995Pt
5 加藤美優 7545Pt
6 早田ひな 7520Pt

※女子はT2ダイヤモンド終了時から変動なし

有力選手たちの今後の出場予定

石川佳純
写真:オーストリアオープンでの石川佳純/提供:ittfworld

トップ選手たちの出場が見込まれる今後の大会スケジュールは以下の通り。

12/4〜12/8   ITTFチャレンジプラス・ノースアメリカンオープン
12/12〜12/15 ITTFワールドツアーグランドファイナル

4日から開幕するノースアメリカンOPには、男子では丹羽孝希と吉村真晴が出場予定だったが、男子W杯でポイントを獲得できた丹羽孝希は棄権することが濃厚だ。女子は五輪代表争いの渦中にいる石川佳純(全農)や平野美宇(日本生命)など、計8選手がエントリー。同大会はチャレンジ大会で、獲得ポイントは比較的少ない。しかし、世界ランク上位の外国選手が少ない分、日本勢の上位進出が期待される。

そして12日からはグランドファイナルが控える。事実上の五輪代表決定戦だ。男子は張本智和と水谷隼が出場予定。丹羽孝希は補欠選手として控えており、出場予定選手に棄権が出れば丹羽も出場することになる。女子は伊藤美誠(スターツ)や、石川、平野らが出場予定。1勝の差が五輪代表の行方を左右する熱戦が期待できるだろう。

文:ラリーズ編集部

関連記事(外部サイト)