日本生命の対抗馬は?Tリーグ3年目、女子チームのカギを探る|データでみるTリーグ

写真:1stシーズン優勝トロフィーを掲げる日本生命レッドエルフメンバー/撮影:ラリーズ編集部

2018年秋に開幕したTリーグ、過去2シーズンは男女ともに同一チームがチャンピオンに輝いている。男子は木下マイスター東京、女子は日本生命レッドエルフが2連覇を飾り、他チームの追随を許さない状況となっている。

今回は女子に注目し、日本生命を追いかける3チームから「日本生命キラー」を探してみた。リーグ3連覇を目指す王者を止めるのは誰なのか。過去2シーズンのリーグ戦成績を基に集計を行った。

日本生命が苦戦しているのはあのチーム

2018-2019シーズンの日本生命のリーグ戦成績は13勝8敗の2位。18勝3敗という圧倒的な成績を残した木下アビエル神奈川の後塵を拝したが、プレーオフファイナルで木下を破りTリーグ初代王者に輝いた。

写真:日本生命レッドエルフを初代女王に導いた村上恭和監督(写真右)/提供:?T.LEAGUE
写真:初代女王の日本生命レッドエルフメンバー/提供:?T.LEAGUE

このシーズンの各チームとの対戦成績は以下。

vs 木下アビエル神奈川 2勝5敗
vs 日本ペイントマレッツ 6勝1敗
vs トップおとめピンポンズ名古屋 5勝2敗

優勝した木下には負け越したものの、3位日本ペイント、4位TOP名古屋に対しては大きく勝ち越している。木下にとっては、リーグ戦での圧勝があった中でのプレーオフでの敗戦という悔しいシーズンとなった。

続いて、2019-2020シーズンだが、この年の日本生命のリーグ戦成績は14勝7敗。木下を退け、初のリーグ戦1位となった。

写真:試合後写真を撮る日本生命の選手/提供:?T.LEAGUE
写真:試合後写真を撮る日本生命の選手/提供:?T.LEAGUE

各チームとの対戦成績を見てみよう。

vs 木下アビエル神奈川 4勝3敗
vs 日本ペイントマレッツ 5勝2敗
vs トップおとめピンポンズ名古屋 5勝2敗

前年は負け越した木下に4勝3敗と勝ち星を増やし、全チーム相手に勝ち越すことに成功した。木下に敗北した3試合についても、いずれもビクトリーマッチに持ち込んで勝ち点1を獲得する粘りを見せた。

日本生命に勝てる選手は誰だ

続いては、選手個人で日本生命との試合で好成績を残しているプレーヤーを探してみた。

日本生命に対して優れた成績を残した選手は以下(集計対象は2019-2020シーズンのリーグ戦シングルス VMは除く)。

石川佳純
写真:石川佳純(木下アビエル神奈川)/撮影:ラリーズ編集部

●石川佳純/木下アビエル神奈川 3勝1敗(陳思羽・森さくら2)
●ハン・イン/トップおとめピンポンズ名古屋 2勝0敗(森さくら・田志希)
●浜本由惟/木下アビエル神奈川 2勝1敗(早田ひな・前田美優)
●長ア美柚/木下アビエル神奈川 2勝1敗(陳思羽・田志希)
※()内は勝利した対戦相手

日本生命戦でシングルスを勝ち越した選手は上記の4人のみ。TOP名古屋のハン・インに加え、前年王者の木下から3名がランクインした。

写真:10代対決を制した長ア美柚/提供:?T.LEAGUE
写真:長ア美柚/提供:?T.LEAGUE

石川とハンはVMでも日本生命を相手に勝ち越しており、チームのエースとしての意地を見せる結果となった。木下が来期も打倒日本生命の本命となりそうだ。

日本生命の強さは厚い選手層

日本生命の強さは厚い選手層にある。早田ひな、平野美宇という日本代表選手に注目が集まりがちだが、他にも国内外の実力者を数多く揃えている。

森さくら
写真:森さくら/撮影:ハヤシマコ

例えば、森さくらはシングルスで14勝7敗と大車輪の活躍、リーグ年間MVPにも輝いた。他にも于梦雨(ユモンユ)、陳思羽(チェンズーユ)、田志希(チョンジヒ)の外国人トリオで20勝を挙げるなどコンスタントに勝利を重ねた。

平野のシングルス出場数はわずか3試合に留まったが、チームがこれだけの好成績を残すことができたのは選手層の厚さの賜物といえる。

隙のない強さを見せる日本生命、来期も女子の優勝を期待される存在となるはずだ。そこに待ったをかけるのはやはり木下か、それとも日本ペイント、名古屋の躍進がみられるか。打倒日本生命に燃える女子チームに注目だ。

文:石丸眼鏡

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