東欧武者修行中の町飛鳥、2勝で首位粉砕 チームメートと貪欲に“技術交流”も

<卓球 2020/2021シーズン ポーランド・スーパーリーグ>

ポーランド卓球リーグのスーパーリーグにて10月16日、日本の町飛鳥(最新世界ランキング195位・鹿児島県体育協会)が試合に出場した。シングルス2試合に起用された町は、2勝をあげチームの勝利に貢献した。

10月2、4日にも試合に出場していた町は、これで今季のポーランドリーグ通算成績をシングルス5勝1敗とした。

町「結果に非常に満足している」

昨季に続き、ポーランド・スーパーリーグに参戦している町。プロ卓球選手として、ポーランドリーグ・ビドゴシチ、Tリーグ・岡山リベッツに所属し、“二足のわらじ”でプレーしている。

写真:町飛鳥/撮影:ラリーズ編集部
写真:岡山リベッツでもプレーする町飛鳥/撮影:ラリーズ編集部

今回の試合では、ヤコブ・ディアス(同64位・ポーランド)擁する首位のデコルグラスと対戦し、町が2勝の活躍もあり、チームは勝利を収めた。

試合後、町は「すごく強いチームだったが、2点取ってチームも勝てたので結果に満足している。(相手チームの)ガチーナ選手が肩の怪我で出場しなかったので、僕が2点取れば勝てるチャンスはあると思っていた。2番でチームメートがディアス選手に勝ってくれたのが大きかった」とチームメートへの感謝を述べるとともに「良い準備ができていたので集中力の高いプレーができた」と自身の試合を振り返った。

勝利後のチーム
写真:勝利後のビドゴシチチームメンバー/提供:町飛鳥

東欧で成長するプロ卓球選手・町飛鳥

4日の試合から約2週間の期間が空いたが、その期間、町はポーランドで過ごしていた。

「グダニスクにあるトレーニングセンター(日本のNTCのような所)で1週間ちょっと過ごし、ホームタウンに戻ってきた。毎日ロシア人のチームメートと、1日1〜2時間程度練習やトレーニングをこなしていた。毎日同じ相手だったが、試合で勝つためと割り切って自分のやるべきことを淡々とやっていた」と試合のない期間の過ごし方をコメント。

町は、練習でチームメートから貪欲に学び、自身の糧としている。

「チームメートのロシア人にストップレシーブを教わって前回の試合で何回も試していた。彼は台上技術がとてもうまく僕は苦手なのでとても勉強になるし、新しい感覚を発見できて楽しい。逆に彼は僕のサーブやフォアドライブの感覚を頻繁に聞いてくるので、教えている。お互いに良いところを吸収し合っている」とポーランドのチームメートと良い関係を築けていることを明かした。

写真:試合後にチームで食べに行くホットドック/提供:町飛鳥
写真:試合後にチームでホットドックを食べに行くという/提供:町飛鳥

自身のTwitterには、「バイクのレース観に来てます」とオフの様子も投稿していたが「バイクレースは、監督の会社がスポンサーをしているチームの試合を観戦した。ルールがわからなかったが、他のスポーツを観戦して息抜きになった。普段はコロナのこともあるのでほとんど部屋から出ないでYouTubeや映画を観る以外してない」と語った。

最後に町は「19日、23日、25日に試合があるので、全試合で2点取ってチームの勝利に貢献できるように頑張ります」と残りのポーランド滞在期間に出る試合に向けて意気込んだ。

以前Rallysのインタビューで「自分の人生、後悔したくなかったので」とプロ転向を決意した町。ポーランドでのプレーぶりからは、プロ選手としての強い思いが感じられ、今季の町の活躍に期待が膨らむ。

試合結果

ビドゴシチ 3-1 デコルグラス

〇町飛鳥 3-0 Jiri Vrablik
〇Viacheslav Burov 3-0 ヤコブ・ディアス
Artur Grela 0-3 〇Wei Shihao
〇町飛鳥 2-0 ヤコブ・ディアス

文:ラリーズ編集部

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