水谷隼「若手の壁になれるように」 19歳宇田幸矢に苦杯もTリーグでリベンジ誓う

<明治大学卓球部90周年記念事業・ドリームゲーム 10月18日・明治大学卓球部練習場>

明治大学卓球部ドリームゲームが18日開催され、現役とOBオールスターが対戦し、現役チームが3-2で勝利を収めた。OBオールスターのラストに登場した水谷隼(木下グループ)が、久しぶりの実戦の難しさを語った。

現全日本王者・宇田に苦杯

水谷は、2020年全日本選手権王者の宇田幸矢(明治大)と対戦し、ゲームカウント0-3で敗れた。

試合後、「自分の中で懐かしい感覚を思い出しながら、緊張感とか試合の中で戦術を考えたりとか、普段の練習とは違うなと改めて感じた。サーブを出すときに手が震えるとか、いつもと違う感覚を感じました」と振り返った。

写真:敗れた水谷隼(木下グループ)/撮影:ラリーズ編集部
写真:敗れた水谷隼(木下グループ)/撮影:ラリーズ編集部

試合は、現役側は宮川昌大、龍崎東寅が、OB側は平野友樹(協和キリン)、丹羽孝希(スヴェンソン)が勝利し、2-2の接戦で水谷にバトンが回ってきた。「まさか2-2で回ってくると思ってなかったので、より緊張感もあってなかなかいいプレーができずに終始防戦一方で負けてしまった」と敗因を語った。

「試合がなければ何のために練習しているのか」

新型コロナウイルスの影響で国内外の大会が中止となり、水谷が団体戦代表に内定していた東京五輪は延期となった。

写真:水谷隼(木下グループ)/撮影:ラリーズ編集部
写真:水谷隼(木下グループ)/撮影:ラリーズ編集部

そのことに関して「試合で勝つことを大前提に練習しているので、試合がなければ何のために練習しているのかと常々感じている。まだ1年切っても国際大会がスタートしていないので、本当に東京五輪ができるのかと不安がある。今は行われると信じて必死に努力している。自分自身は東京五輪を最後に引退を考えているので、結局五輪がなくなった場合、この1年間何してたんだろうという気持ちにもなるような気もしている」と不安な胸中を吐露した。

年内はTリーグに専念

9月14日開催のTリーグドリームマッチにエントリーされていたものの、体調不良のため当日棄権をしていた水谷だったが「体調も1週間ほどでよくなって、今は身体の故障もなく非常にいい状態」と順調さをアピールした。

11月に再開する国際大会において、ITTFファイナルの招待が届いていたが、参戦しないことを決めている。

「11月の試合はかなり長期間の隔離が必要で、僕は1大会のために2ヵ月近く中国に行かなければいかない。1試合のためにその2ヵ月近くを無駄にしていいいのかということや、中国の試合に行った場合はTリーグの試合にも出場できなくなる」と理由を明かした。

写真:水谷隼(木下グループ)/撮影:ラリーズ編集部
写真:水谷隼(木下グループ)/撮影:ラリーズ編集部

11月17日に開幕予定のTリーグに関しては「今年は全部出場するつもりでいます。若手の壁になれるように」とコメント。「Tリーグではまた宇田選手とやる可能性もあるので、そこで勝つことができればこの1か月で自分が成長したという証になると思う。めげずに頑張りたい」と宇田へのリベンジも誓った。

文:ラリーズ編集部

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