スウェーデン代表ファルク、再び中国越えなるか<卓球・WTTマカオ4日目見どころ>

<卓球 WTTマカオ・11月25日〜29日>

27日、ITTF主催の新大会、WTTマカオは大会3日目を迎えた。この日は準々決勝が行われ、28日の準決勝に進出する4名が、男女それぞれで決定した。

独自ルールが勝敗に影響を見せる

今大会は最終ゲームのみデュースありの独自ルールを採用しており、準々決勝ではそのルールが勝敗に影響した試合が多く見られた。

写真:マティアス・ファルク/提供:ittfworld
写真:マティアス・ファルク/提供:ittfworld

マティアス・ファルク(スウェーデン)は、準々決勝で許マ(シュシン・中国)と対戦。許マは昨年のワールドツアーで3勝、先日のITTFファイナルでもベスト4進出を果たすなど、中国を代表するトップ選手だ。

試合前は許が優勢かと思われたが、ファルクはフォア面の表ソフトでのカウンターを積極的に狙ったプレーで序盤から勢いに乗る。1ゲーム目を取り、2ゲーム目もルールを活かして11-10で奪取。3ゲーム目は奪われたものの4ゲーム目はきっちりと修正して、最後は得意のフォアスマッシュを一閃。ゲームカウント3-1でファルクが勝利をあげた。

陳幸同
写真:陳幸同/提供:ittfworld

女子では陳幸同(チェンシントン・中国)が、リオ五輪金メダリストの丁寧(ディンニン・中国)と対戦。この試合は、丁寧が1ゲーム目を11-10でモノにして先制。続く2ゲーム目も丁寧が取り、3ゲーム目の4-3の場面では10往復以上続いた打ち合いも制し、丁寧が完全に流れを掴んだかに思われた。

しかし、3ゲーム目は陳幸同が粘って勝利し、続く4ゲーム目も奪取。さらに5ゲーム目では、今度は陳幸同が10往復以上の打ち合いを制して、完全に勢いに乗る。丁寧も意地を見せ、試合はデュースまでもつれ込むも、最後は陳幸同が再び打ち合いを制して、14-12で勝利。大逆転勝利を収め、準決勝への切符をつかみ取った。

準決勝見どころ

28日は男女シングルスの準決勝が行われる。注目はやはり、許マを倒したファルクと王楚欽(ワンチューキン・中国)の一戦だ。

王楚欽
写真:王楚欽/提供:ittfworld

直近の対決は昨年のハンガリーオープンで、そのときは王楚欽が4-0で勝利している。また、王楚欽は今大会の準々決勝でウーゴ・カルデラノ(ブラジル)にフルゲームの末勝利し、ファルクと同じく勢いに乗っている選手だ。

フットワークを活かした強烈なフォアハンドが持ち味の王楚欽と、フォア表のスマッシュが特徴のファルク。この試合は、どちらが先にフォアで攻められるか、がキーポイントになるだろう。

陳夢
写真:陳夢/提供:ittfworld

女子シングルスでは、陳幸同と陳夢(チェンムン・中国)の試合に注目したい。陳夢はドイツオープン、カタールオープン、全中国選手権、ワールドカップ、ITTFファイナルと、今シーズンの主要大会すべてで優勝を果たしている、まさに“絶対女王”。

準々決勝では、馮天薇(フォンティエンウェイ・シンガポール)に3-1で難なく勝利を収めており、今大会は未だ無敗。陳幸同は丁寧を倒した勢いそのままに、陳夢を攻略できるか。

男子シングルス 準々決勝結果

 

〇マティアス・ファルク 3-1 許マ
〇王楚欽 3-2 ウーゴ・カルデラノ
〇林高遠(リンガオユエン・中国)3-1 方博(ファンボー・中国)
〇馬龍(マロン・中国)3-2 鄭栄植(チョンヨンシク・韓国)

女子シングルス 準々決勝結果

〇王曼c(ワンマンユ・中国)3-1 鄭怡静(チェンイーチン・チャイニーズタイペイ)
〇孫穎莎(スンイーシャ・中国)3-2 王藝迪(ワンイーディ・中国)
〇陳幸同 3-2 丁寧
〇陳夢 3-1 馮天薇

男子シングルス 準決勝組み合わせ

マティアス・ファルク ー 王楚欽
林高遠 ー 馬龍

女子シングルス 準決勝組み合わせ

孫穎莎 ー 王曼c
陳幸同 ー 陳夢

文:ラリーズ編集部

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