上り調子の「わた定」に吉高由里子の後輩がゲスト出演、アミューズのしたたかな戦略

上り調子の「わた定」に吉高由里子の後輩がゲスト出演、アミューズのしたたかな戦略

清水くるみ 起用の戦略は…

 朱野帰子の同名小説を吉高由里子(30)主演でドラマ化した「わたし、定時で帰ります。」(TBS系)。5月14日に放送された第5話の視聴率は、スタート以来、最高の9.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区:以下同じ)と、二桁に迫る勢いを見せている。

 第4話(8.4%)から第5話にかけてゲスト出演していたのが、吉高と同じアミューズ所属の後輩・清水くるみ(24)。「なんだ、バーターじゃないのか」と言うなかれ。ここにアミューズのしたたかな戦略が見え隠れする。

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 働き方改革の是非が問われる中、御上による制度改革ではなく、「私たちは何のために働くのか?」……働く人々の意識改革を問いかけるこのドラマ。話がリアルすぎる、なんて声も聞こえてくる。

“残業ゼロ!”をモットーに、自分の仕事はさっさと済ませ、定時に退社してギリギリ間に合う“ハッピーアワー”の半額ビールを楽しみとする東山結衣は、まさに吉高のハマリ役だろう。

 第5話で取引先の体育会系モンスター社員の被害者となったのが、派遣デザイナー役の清水だった。いつもニコニコと人当たりがよく、空気を読んで動くのに長けた彼女だが、仕事をスムーズに進めるべく、取引先とのコミュニケーションを深めた結果、先方の要求はエスカレート。あからさまなセクハラにも、涙を隠して応えざるを得ない状態に……。

「清水の演技はなかなかのものでした。ちょっと色気もあって、笑顔も可愛いから、今回の役柄にハマっていました。あまり見ない顔ですが、デビューは08年と、すでに10年のキャリアがあります。07年に開催された『アミューズ30周年全国オーディション』で6万人以上の参加者の中からグランプリに輝いて芸能界入り。ただし、当時はまだ中学1年の13歳で、女優業を続けつつも上智大学に進学。一昨年3月に卒業し、いよいよ本格的に活動を開始したところです。そんな中、たとえバーターでも、上り調子のドラマにゲスト出演し、主役同然の役を演じられるのは恵まれています」(芸能記者)


■高まる評価も狙い通り


 SNSでも彼女の評価が高まっている。
〈わたし定時で帰りますに出てた清水くるみちゃん可愛いなぁ〜〜〜〜〉

〈“小悪魔女子”役・清水くるみが話題「これは圧倒的にモテる」〉

〈わたし定時で帰ります(録画)。ここでもハラスメント。とは言え、ゲスト出演だった清水くるみさんに拍手。2話の中であれだけ目立てたらなかなかです。〉

〈それにしても桜宮役の『清水くるみさん』が 気になり出しました。 今後に注目していきたいと思います。〉

「いやいや、これこそが、アミューズが女優を大化けさせるお家芸」と言うのは他局プロデューサーだ。

「女優を人気ドラマの端役で出演させ、視聴者や各局のプロデューサーの目を惹き、大化けさせるというのが、アミューズの戦略です。もちろん、やろうとしてもなかなかできるものではありません。現在、『わた定』で主役を張る吉高も、映画『蛇とピアス』(08年)でヌードを披露し注目された彼女ですが、同時にテレビドラマで認知されたのは、映画の公開直前にスタートした織田裕二主演の月9ドラマ『太陽と海の教室』(フジテレビ系)で、教師役の織田が受け持つ3年1組の生徒の1人でした。また同じくアミューズの上野樹里(32)はキムタク主演のやはり月9『エンジン』(05年)で、キムタクの実家が経営する児童養護施設の入所児童として出演。さらに、村川絵梨(31)、ホラン千秋(30)、仲里依紗(29)とアミューズ揃い踏みだったのが、長瀬智也主演『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』(06年・日本テレビ系)。ヤクザの跡取りである27歳の長瀬があまりに学力がないために、年を隠して通った高校のクラスメート役で出演し、教室では長瀬の後ろで3人並んで座っていました」

 織田、キムタク、長瀬と、人気者の主演ドラマが多かったが、いまでは自社所属の吉高が主演するドラマに、所属女優をゲスト出演させられるようになったわけだ。

「それもこれも、現場マネージャーの慧眼あってこそ。『わた定』は、『逃げるは恥だが役に立つ』や『義母と娘のブルース』といった大ヒットドラマと同じ、TBSの火曜ドラマの枠です。この枠でヒットしたドラマは、番組中盤から視聴率が上がっていく尻上がりが特徴です。それも見越しての第4話、第5話でのゲスト出演ということなら、アミューズのプロデュース力は、大したものですね」(同・他局プロデューサー)

 さて、くるみ嬢、どう化ける?

週刊新潮WEB取材班

2019年5月21日 掲載

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