久保建英レンタル移籍、専門家は肯定的なのに関係者が顔を曇らすワケ

 名門レアル・マドリードに移籍したての久保建英(18)がいきなりマジョルカへレンタル移籍に出された。

 だが、内外の専門家の見解はおおむね肯定的だ。

 サッカーライターが語る。

「今季はさすがにレアルのトップチームでプレーできないので、チームにとどまるなら3部リーグでプレーすることになります。でも、レンタルに出されれば1部リーグで研鑽を積むことができる。久保にとっては良い進路といえます」

 ところが、このレンタル移籍に顔を曇らせている人がいるのだとか。

「東京五輪に出るU-23代表チームの首脳です」

 その理由を説明する前に、レンタル契約が満了する1年後、久保がどうなるのかを予測しよう。大きく三つの可能性があるという。

 まず今季、久保が活躍した場合。

「翌年は原則として完全移籍となります。レンタルには“お試し”の意味合いがありますから。“活躍してアディオス”では、レンタル料が無駄ですし、ファンも怒る。選手にとっても、活躍の場が保証されない古巣に戻るよりベターです」

 レアルに戻る場合は、

「レアルが1部で使いたいほど大活躍すれば、呼び戻す可能性はなくはないです。ただ現実的には、期待に応えられず“返品”というケースが一般的です」

 では五輪はどうなるか。

「W杯と違い、五輪では選手を“強制徴用”できません。久保が活躍すればマジョルカだろうがレアルだろうが重要な戦力なので、五輪出場は認めないでしょう。逆に活躍しなければ、そんな久保をわざわざ呼ぶ必要があるのか、となる」

 五輪がダメでもW杯があるさ。とりあえず頑張れ。

「週刊新潮」2019年9月5日号 掲載

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