渋野日向子同期がまた初V! 1998年生まれ「黄金世代」なぜこんなに強いのか

 神奈川県の大箱根CCで行われた「CATレディース」で21歳の淺井咲希がツアー初優勝を飾った。

「初日から3日間首位を守る完全優勝。実力がないとなかなかできるものではありません」

 とツアー記者が舌を巻く。

「最終日最終18番では50センチのパットを外して2メートルオーバー。外せばプレーオフというピンチでしたが、それを気合でねじ込んだ。いい度胸してますよ」

 淺井は1998年生まれ。この学年は“黄金世代”と呼ばれるゴルファーの当たり年で、ツアーV経験者は淺井で早くも9人目となる。

 最初に脚光を浴びたのは、高校進学直後にツアー史上最年少優勝を果たした勝みなみ。そして高3の秋、畑岡奈紗が日本女子オープンを制覇し、翌年には連覇。畑岡は現在、米ツアーを主戦場とし、かの地でも既に3勝を挙げている。

 北海道出身の小祝さくらから沖縄出身の新垣比菜まで全国の黄金世代が次々とツアー優勝を果たしているなかで、いま一番輝いているのはご存知、渋野日向子。5月の国内メジャー大会でプロ初勝利を遂げると、先の全英女子オープンでは“スマイル・シンデレラ”の異名で世界を沸かせた。

 なぜこの世代はこんなに強いのか。

「彼女たちの多くが“宮里藍さんに憧れてゴルフを始めた”と言いますね。藍ブームで競技人口が増えたことがレベルアップにつながったのでしょう」

 とゴルフジャーナリストの児島宏氏が語る。

「勝や畑岡など同世代の選手がプロの舞台で活躍するのを目の当たりにして、“あの子ができるなら私だって”と思えるようになったのも大きかった。とりわけ渋野の全英Vは強烈です。じきに渋野に続いて海外メジャーに勝つ選手が出てくるのでは」

 次の海外メジャーは来年春。ああ、待ち遠しい。

「週刊新潮」2019年9月5日号 掲載

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