バスケ大好き芸人・麒麟の田村裕が解説、日本代表の“推しメン”たち

“AKATSUKIFIVE”こと、バスケットボール男子日本代表 撮影/高梨俊浩、吉岡竜紀、齋藤周造

 いよいよ8月31日から『FIBAバスケットボールワールドカップ2019』が中国で開幕! “AKATSUKI FIVE”こと、日本代表が予選を勝ち抜いて出場するのは21年ぶりと期待が集まる中、これからでも間に合う、バスケ観戦のポイントや注目選手たちを、バスケ芸人としても活躍中の麒麟・田村裕に教えてもらいました。

■バスケのこと、改めて教えてください!

■ーー日本を待ち受ける強敵たちは……?

 世界ランク48位の日本が、予選1次ラウンド(グループE)で対戦するのは強敵ばかり !
・9月1日(日) vsトルコ(世界ランク17位)
・9月3日(火) vsチェコ(世界ランク24位)
・9月5日(木) vsアメリカ(世界ランク1位)

■ーー基本中のき!

 バスケットボールとは5人1チームで、ドリブルやパスでボールをつなぎながら、ゴールを目指して得点を競い合うスポーツです。1クォーター10分を4セット、合計40分間で1試合が行われます。

■ーー日本国内のBリーグって?

 Bリーグとは、3年前に発足した日本のプロバスケットボールリーグのことです。ほぼ全都道府県に1チームあり、全部で40近いチームが所属しています。以前はリーグが2つ存在していて、足並みがバラバラだったんですが、Bリーグの発足によって目指すべき方向がひとつにまとまり、日本バスケがより洗練され、強くなってきたんです。

■ーー同じゴールなのに得点が違う?

 同じゴールでも、フリースローは1点、普通のシュートは2点、3ポイントラインより後ろから入ったシュートは3点入ります。いわゆるバスケの盛り上がる“ビッグプレー”と呼ばれるのは、3ポイントシュートやダンクシュートですね。

■ーー時間に厳しいスポーツなんです!

 バスケは時間制限がすごくたくさんあるスポーツのひとつ。

 例えば……
 24秒ルール: 24秒以内に、1度シュートを打たなければいけない!

 8秒ルール:攻撃する側は、8秒以内に味方のコートから敵のコートまでボールを運ばなければいけない!

 3秒ルール:攻撃する側は、敵のコートでボールを動かしている間は、ゴール下の台形に彩られた“ペイントエリア”の中に3秒以上連続でとどまってはいけない!

 このほかにも細かいルールはたくさんありますが、この3つをとりあえず理解しておけば、十分楽しめます。

■ーーバスケはゆっくり見るスポーツではございません!

 野球の試合観戦みたいにゆっくりビールを飲みながら、休憩している暇がないんです。集中して見ていないと、あっという間に置いていかれてしまいます。早すぎる展開に、最初は戸惑ってしまう人もいるかもしれません。でも、次々に点が入って、身長2メートルくらいの選手たちが信じられないスピードで動き回る姿に絶対、興奮すると思います!

■日本が誇るスーパープレイヤーたち

 スター選手が勢ぞろいの日本代表の中で、田村の“推しメン”を解説してもらいました!

■■#8 八村 塁? 21歳 203cm

■ 八村選手のすごいところは、運動能力、フィジカルの強さ、そしてプレーの危なげのなさ。国際試合などで外国人選手とぶつかっていく中で、どんなときでも安定したシュートを打てる、それは圧倒的な実力がないとできません。“当たり前のようにシュートを入れてるね”と安心して見ていられることが、どれだけすごいことなのかを感じてもらいたいですね。この先約20年間、日本代表を引っ張っていくであろうスーパースターのルーキー時代を拝められるなんて、なかなかありませんよ。

注目度No.1!NBAドラフト1巡指名 八村塁 撮影/高梨俊浩、吉岡竜紀、齋藤周造

■■#12 渡邊雄太 24歳 206cm

 日本人の両親から生まれて、これだけの体格に恵まれてという、持って生まれた才能も素晴らしいですが、渡邉選手の強みはメンタルにも。■自分で何とかしよう、自分で点を取ろう、自分で状況を打破しようという、責任感がすごく強くて、積極的なプレーが魅力のひとつ。日本人2人目のNBAプレーヤーになるほど成長していて、さらに進化し続けてます。

日本人2人目の現役NBAプレーヤー 渡邊雄太 撮影/高梨俊浩、吉岡竜紀、齋藤周造

■■#18 馬場雄大 23歳 198cm

■ バスケ選手としては大きいほうではないんですが、運動能力が半端ない。スピード、瞬発力があるので、身長差を感じさせないんです。■また、彼の代名詞ともなっている“馬場ダンク”も素晴らしい。速いからスティール(相手のボールを奪うこと)もすごくうまくて、相手が“この距離なら大丈夫だろう”と思ってパスしたボールをスティールして、ワンマンで速攻を作り出し、シュートに結びつけます。

実は八村の中学の先輩 絶対見たい“馬場ダンク”  馬場雄大 撮影/高梨俊浩、吉岡竜紀、齋藤周造

■■#15 竹内譲次 34歳 207cm

■ 34歳ですが、この3年間でも成長を続けています。'16年に移籍したチーム『東京アルバルク』の練習メニューが本人に合っていたというのもありますが、八村や渡邉、馬場たちの存在に、刺激を受けたことが大きいと本人も言っていました。■新しい風にベテランが後押しされて、以前は207センチの身長を生かしきれず、空中戦で力負けしていたんですが、今は助走から力があるのでダンクシュートでも押し込めています。

双子の兄も日本代表 成長し続けるベテランの星 竹内譲次 撮影/高梨俊浩、吉岡竜紀、齋藤周造

■■#22 ニック・ファジーカス 34歳 210cm

 日本がワールドカップ予選で大躍進できたのは、ニックの存在もすごく大きい。■彼が帰化して、日本代表として出場できるようになったおかげで、ゴール下がすごく安定したんです。リバウンドもよく取ってくれるし、シュートなどの技も巧みで、チームの流れが作りやすくなり、大崩れしなくなりました。

アメリカ出身から帰化 日本バスケ界の救世主 ニック・ファジーカス 撮影/高梨俊浩、吉岡竜紀、齋藤周造

 8月12日と14日に行われた日本とニュージーランドの代表戦。結果は1勝1敗の引き分けとなったが、1試合で八村がひとりで35点稼ぐなど、スターたちが大活躍。この勢いを保ったままワールドカップへ突き進めー!

今回、解説をしてくれたのは…麒麟・田村裕
1979年9月3日生まれ。お笑いコンビ『麒麟』で活動する一方、『大人のバスケット教室』のプロデュースや指導など、バスケ芸人としても活躍。YouTube『麒麟田村のバスケでバババーン!』も更新中。

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