今季の一番の敵は“睡眠不足”?好調ホークスのボグダノビッチが明かした“タフな生活リズム”<DUNKSHOOT>

今季の一番の敵は“睡眠不足”?好調ホークスのボグダノビッチが明かした“タフな生活リズム”<DUNKSHOOT>

今季最も大変なことについて聞かれたボグダノビッチは、「プレーする状況」を挙げた。(C)Getty Images

4シーズンぶりのプレーオフ返り咲きを狙うアトランタ・ホークスは、3月に入り8連勝と最高のスタートを切ったものの、その後の5試合で4敗と停滞。それでも、4月4日(日本時間5日、日付は以下同)にゴールデンステイト・ウォリアーズを117−111で下し、4月に入って3連勝と再び息を吹き返している。

 現在のホークスは、ジョン・コリンズ(足首)、ディアンドレ・ハンター(ヒザ)、キャム・レディッシュ(アキレス腱)と主力に故障離脱が相次いでいるが、この試合ではベンチスタートのダニーロ・ガリナーリが25得点、10リバウンド、クリント・カペラが24得点、18リバウンド、2ブロックとフロントコート勢が活躍。さらにホークス加入後3戦目となったルー・ウィリアムズが15得点、トレイ・ヤングは13得点をマークした。

 そしてもう1人、忘れてはならないのがボグダン・ボグダノビッチだ。今季サクラメント・キングスから加入した28歳は、10得点、3リバウンド、5アシスト、2スティールをあげ、この日も勝利に貢献。1月中旬に右ヒザを剥離骨折し25試合に欠場するも、3月2日のマイアミ・ヒート戦で戦列復帰すると、そこからチームは破竹の8連勝を飾った。
  高いシュート力に加えプレーメーキングも可能な男は、ホークスにとって不可欠な戦力だ。ここ数試合の自身のプレーぶりにも好感触を抱いているようで、4月1日に行なわれた『The Athletic』とのインタビューでもそのことについて話していた。

「僕はただ、もっとアグレッシブにプレーしているだけ。それに、自分たちのなかでようやくケミストリーが構築され始めたんだと感じているよ。僕はそれまで、数試合しかこのチームでプレーできていなかったからね。それにケガをしてから、出場時間にも制限があったんだ。けど今はその制限もなくプレーできるようになった。すごく楽しいね」

 そして今シーズン、最も大変なことについて聞かれたボグダノビッチはこう返答した。

「プレーする状況かな。自分たちのメンタル面を良好に保つこと。2連戦の日があれば、翌朝に(新型コロナウイルスの)テストを受けなければならない。試合後だと、4時間しか眠れないんだ。今シーズンは数多くのケガが起きているけど、そこは皆が同じ状況のなかでプレーしているからね。このチームができるだけ早く、この状況から抜け出せたらいいね」
  今季はコロナ禍でシーズンを送っており、NBAは新型コロナウイルスの感染拡大を防止すべく、厳しい規制を設けている。3月31日には、同24日以降に481選手がCOVID-19(新型コロナウイルス)の検査を受け、新たに1人の選手が陽性反応を示したことを発表。濃厚接触の疑いがある選手やコーチは安全衛生プロトコルによって試合に出場できず、なかには10試合近くの欠場を余儀なくされるケースもある。前述のインタビューで、ボグダノビッチはこう続けた。

「なかには2連戦の時に、朝早くからテストしなきゃいけないことがあるんだ。深夜1時に着いたとして、試合後のアドレナリンを落ち着かせて、シャワーを浴びた後に3時間は寝たいと思うはずさ。で、朝9時からのテストだと、8時には起きなきゃいけないんだ。それが僕にとってタフな部分だね」
  幸い、今季のボグダノビッチは安全衛生プロトコルに入って欠場したことはない。それでも、コンディション調整に悩まされているということなのだろう。

 ただ、復帰後はチームメイトたちとの連携も向上しており、好調をキープ。2度の延長までもつれた4月1日のサンアントニオ・スパーズ戦では45分16秒プレーし、チームトップタイの28得点に5リバウンド、5アシストの大活躍で勝利に大きく貢献している。

 選手たちにとって、睡眠時間はパフォーマンスに大きな影響を及ぼすだけに、今後も入念にコンディション調整をしてほしいところだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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