「次にやったら10万ドル払う」パター破壊に及んだ韓国ゴルファーが“賭け”の事実を明かす!「だからもう“引退”した」

「次にやったら10万ドル払う」パター破壊に及んだ韓国ゴルファーが“賭け”の事実を明かす!「だからもう“引退”した」

現在世界ランク49位で、韓国勢の2番手につけるキム・シウー。東京五輪出場を視野に入れる。(C)Getty Images

さすがに、檜舞台での愚行を反省しているようだ。東京五輪出場が現実味を帯びる“時のひと”、キム・シウーである。

 PGAツアーに参戦中の韓国出身ゴルファーはまず、松山英樹の初優勝で幕を閉じた『マスターズ』2日目で、ショッキングな行動に出る。15番ホールで思うようなアプローチショットが打てずに癇癪を起こし、持っていたパターをグリーンに激しく打ちつけて破壊したのだ。交換が許可されていないため、残る3ホールは3番ウッドでのパッティングを余儀なくされた。著しいマナー違反と、ウッドをパター代わりに使用した物珍しさもあいまって、大きな反響を呼んだのである。

 すると1週間後、25歳はふたたび脚光を浴びる。今度は米サウスカロライナ州で開かれた『RBCヘリテイジ』の大会3日目だ。パー4の3番ホール、第3打をグリーン外10メートルの位置からパターで狙う。下りで右にスライスする難しいラインを的確に読み切ったものの、ボールは惜しくもカップの縁で止まってしまう。

 それでもキム・シウーは諦めない。同組のマット・クーチャーも「まだ動いているぞ」と彼を促し、キャディらみんなで待つこと55秒、ついにボールがコロリとホールに落ちる。バーディ奪取に大喜びするキム・シウーに対して、ギャラリーも拍手喝さいを送った。

 しかし、そこに急いで駆け付けたのがPGAのオフィシャーであるスティーブン・コックスだ。ルール上、カップの縁に止まったボールを待てるのは「10秒」までで、それを超えたら無効になると説明。今回は「55秒」を要していたためルール違反となり、結果的に1罰打が与えられてパー扱いとなったのである。

 その場で異議を唱えたクーチャーをはじめ、判定については賛否両論が渦巻いた。キム・シウーは2週連続でビッグニュースを提供したのである。
  そんななか、ゴルフ専門メディア『Golf Magic』がキム・シウーの興味深いコメントを紹介している。同じく専門メディアの『Golf/Wrx』が“55秒カップイン”の話題を公式インスタグラムで報じたところ、そこにひとりのファンが冗談めかしたメッセージを書き込んだ。

「ボールがカップに落ちるやいなや、キム・シウーはパターを折ったよ」

 これになんと、選手本人が反応したのである。

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 さらに時を開けて、自身の公式インスタグラム「ストーリー」でそのやりとりの画面を掲載しつつ、「(PGAツアーで仲間の)パット・ペレスと賭けているんだ。次に壊したら、僕は彼に10万ドル(約1080万円)を支払わなければならない」と明かしたのである。45歳の大先輩であるペレスに、カミナリを落とされていたのかもしれない。

 この投稿を『Golf/Wrx』が取り上げ、「10万ドルを理由にシウーはもうクラブを壊さないようだ。素晴らしいね!」との言葉を寄せた。
  ちなみに『Golf Magic』は、タイガー・ウッズの元コーチであるブッチ・ハーモンのコメントも伝えている。ハーモンの実息クロードはキム・シウーのコーチだ。パター破壊の一報を受けても名コーチ、ハーモンはさして驚かなかったと言い、こう続けたという。

「日常的にクラブをよく壊すと聞かされていた。マスターズの前の週も3本くらいダメにしていたみたいじゃないか」

 現在世界ランキング49位は韓国勢として2番手で、東京五輪出場も視野に入れるキム・シウー。なにかと話題を振りまく男の動向に、今後も注目が集まる。

構成●THE DIGEST編集部

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