「俺に言わせればカリーは…」レジェンドのペイトンが持論を展開!“史上最高”になるために必要なのは――<DUNKSHOOT>

「俺に言わせればカリーは…」レジェンドのペイトンが持論を展開!“史上最高”になるために必要なのは――<DUNKSHOOT>

ペイトンはカリーをPGに認定しなかったが、彼の驚異的なプレーはポジションの概念に収まらないのかもしれない。(C)Getty Images

ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーは今季、得点ランキングでワシントン・ウィザーズのブラッドリー・ビールに次ぐ2位の平均31.3点を叩き出している。

 言わずと知れた現役随一のシューターであると同時に、チームでポイントガード(PG)を務めているが、バスケットボール殿堂入りを果たし、攻守万能ガードとして鳴らしたゲイリー・ペイトンは、カリーをPGにカテゴライズすべきではないとしている。

 2009年のドラフト全体9位指名でウォリアーズに入団したカリーは、NBA入りした当初は線の細さから大成しないと揶揄もされたが、4年目の2012-13シーズンからスコアラーとして一気にステップアップ。2015-16シーズンには自身初の得点王(平均30.1得点)、シーズン3ポイント成功数新記録樹立(402本)、2015~16年には2年連続シーズンMVPに輝くなど、リーグを代表するスーパースターに上り詰めた。

 2014-15シーズンから5年連続でNBAファイナルに進出し、優勝3回を達成した黄金期はクレイ・トンプソンと“スプラッシュ・ブラザーズ”としてバックコートコンビを組んでいたカリーは、形式上はPGに分類されるようになった。

 しかし、1996年に最優秀守備選手賞を受賞し、シーズン平均20点以上を7回マークするなどスコアラーとしても鳴らしたペイトンは、『NBC Sports Bay Area』の番組"Dubs Talk"で、ヒート時代の同僚であり、カリーとも共闘経験のあるドレル・ライトに対して持論を展開した。
 「俺はカリーがPGだとは思わない。彼はシューティングガード(SG)で、スコアラーだ。彼は通算アシストで歴代トップ10、トップ5になる選手かい? 俺はそうは思わない。常にボールを持っているわけじゃない。スクリーンを使ってフリーになってシュートを狙う。

 その間、ほとんどの時間でボールを持っているのはドレイモンド・グリーンだ。だから、俺に言わせれば、カリーはSG。ラッセル・ウエストブルックのような感じだ。この2人はSGだ。本来ポイントガードというのは、クリス・ポールやラジョン・ロンドを指すんだ。カリーをSGとみなすなら、史上最高のスコアリングガードになるだろう。シューターとしても同じだ」

 カリーがこれまでの12年間で積み上げた通算アシストは歴代71位の4929本。クリス・ポール(フェニックス・サンズ)ら一流PGの証とも言える通算1万アシストには遠く及ばない。

 ペイトンが指摘するように、ウォリアーズのゲームメイクは“ポイントフォワード”としてグリーンが務め、今季平均アシストでもグリーンのほうが上回っている(グリーン:8.8本、カリー:5.8本)。プレースタイル的には、よりシューティングガード色が強いのは間違いないだろう。
  一方でペイトンは、カリーとデイミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレイザーズ)がロングレンジのシュート能力でバスケットボールのゲーム自体を変えていると主張する。

「カリーのほうがキャリアは少し長いけど、カリーが引退してデイム(リラードの愛称)がプレーを続けたら、多くの点で対等になるだろう。デイムはすでに、(3ポイント成功数で)ランキング上位に名を連ねている。

 カリーがキャリア初期(2011-12シーズン)にケガをしていなかったら、ということは考慮しないといけない。カリーはプレイステーションのようにプレーする。彼が人気なのは、ゲームのようなプレーを実際の試合でもできるからだ。ハーフコートに入れば、どこからでもシュートを撃てる。デイムも同じだ」

 カリーをPGとして“認定”しなかったペイトンも、カリーは過去の名シューターたちと比べても、それを凌駕していると語る。
 「カリーはゲームを変えた。俺たちの時代はビッグマンが話題の中心だった。2006年にヒートが優勝した時、ドゥエイン・ウェイドがゲームを変えたと思う。彼が常時35得点をあげるようになって、俺たちはチャンピオンシップを獲得した。

 そして、カリーがシュート精度とレンジ(の広さ)という観点でゲームを変えた。俺たちは彼の父親(デル・カリー)やデイル・エリス、グレン・ライスら多くの選手を見てきた。でも、カリーはその域を超え、信じられないシューターとして名を刻んでいる」

 自身2度目の得点王も射程圏内に捉えているカリー。彼のアンストッパブルなプレーは、PGやSGといったポジションの概念には収まらないのかもしれない。

構成●ダンクシュート編集部

【PHOTO】プレーでもルックスでもファンを魅了!NBA史上最高のシューター、ステフィン・カリーの厳選ショット!
 

関連記事(外部サイト)

  • 記事にコメントを書いてみませんか?