「苦しいけど気持ちだよ」コロナから復帰したタイチが、ザックとのタッグでIWGPタッグ王座奪還!【新日本】

「苦しいけど気持ちだよ」コロナから復帰したタイチが、ザックとのタッグでIWGPタッグ王座奪還!【新日本】

大熱戦の末、タイチ(左)とザック(右)が王座奪還に成功した。(C)新日本

6月1日、新日本プロレスの新シリーズ『Road to DOMINION』は東京・後楽園ホールで開幕した。

 メインイベントでは、IWGPタッグ選手権試合、チャンピオンチームのタマ・トンガ&タンガ・ロアのG.o.Dにタイチ&ザック・セイバーJr.が挑戦した。5.3福岡国際センター大会でのアイアンフィンガーフロムヘル争奪戦で、タマとの壮絶ラダーマッチを制したタイチ。そして、パートナーのザックもIWGPタッグ王座挑戦権争奪戦でタンガのパワーに圧倒されながらも、最後は横十字固めで逆転勝利を収め、挑戦権を奪取。今回の唯一の前哨戦となった5.26後楽園大会では、G.o.DがスーパーパワーボムでDOUKIをマットに沈めると、試合後にはマジックキラーでザックをKOしている。復帰戦でいきなりタイトルマッチの大一番を迎えるタイチがどんな闘いをするのか注目された。

 タイチ&ザック組には、あべみほが477日ぶりに帯同した。レフェリーの指示でバレットクラブの邪道、鈴木軍のDOUKIが下がりセコンド抜きで始まったタイトルマッチは、G.o.Dがあべみほを人質に取りペースを握る。だが、タイチ&ザックも意地を爆発させて徹底抗戦。いつものように介入してきた邪道と外道の乱入をDOUKIが排除すると、試合は一気に佳境に入る。

 ガンスタンで飛びかかってきたタマを、ザックがスリーパーで捕獲。そのまま突き飛ばすと、タイチがジャンピングキックでタマの動きを止め、最後は天翔ザックドライバーにつなぎ3カウント。タイチ&ザック組が大熱戦を制し、王座奪還に成功している。
  試合後、欠場明けだったタイチは「苦しかった。苦しいよ。こんなによ。だけど、気持ちだよ。俺はザックとの約束を果たすためにどうなってもいいと思った。俺らが最強だろ。この先も俺とザックが中心になってやっていくから、オマエら、分かったか?」とマイクで大会を締めた。

 バックステージで、タイチらは「声ももう枯れたわ。ずっと声も出してねぇもん。おかしくなっちまったよ。頭痛い。なんだよ。どうなるかと思ったよ。体よりやっぱり気持ちだな。やるっていう気持ちとザックとの約束と。だから、(コロナに)感染しているヤツが世界中にいっぱいいると思うけど、不安な気持ちで負けたってなる気持ちもわかるけど、それを一歩乗り越えたらまた強くなるんじゃねぇか、全員。今日の俺みたいにな」と自身の体験も踏まえてコロナ患者に対してエールを送った。
  ザックが「お前のコンディションは最高だ。大丈夫だ」と話すと、タイチは「本当にザックにはありがとうしかない。いつもザックは俺に優しい。どんなときでも俺に優しくしてくれる。こうやって今日も万全な状態を作ってくれて、もうちょっと先にあのとき出てたら倒れてたかもしんねぇな。今日でよかったよ。さすがだよ。それとザックにありがとう」とザックに感謝の気持ちを伝えた。

 続けて「絶対に言いたくねぇけど、あんなヤツらに言うつもりも言いたくもねぇけど、G.o.D、お前ら……いやありがとうとは言わねぇよ。だけど、俺がコロナに倒れて、お前らも知ってたんだろ、その情報は。よく逃げねぇで日本で待ってたな、俺らの挑戦を。その気持ち、テメェらがどんな気持ちで日本にいたのか、さっさと帰ってもいいところをよ。お前ら、そんなツラして優しいんだな、本当は。俺には優しいんだろ。俺とザックのことをお前らは待ってたのか?どんなつもりか知らんけどよ、ありがとう……とまではいかねぇけどよ、まあ今日はそう思ってやるよ。だから、またお前ら、明日か明後日か、また来るだろう?いつだって、またやってやってもいいよ、テメェら。まあ、ザックはイヤだって言うだろうけどな」と挑戦を受けてくれたG.o.Dのことを認める発言も。
  IWGPタッグ王座はなかなかチャンピオンが定着しないだけに、タイチ&ザックにかかる期待は大きい。

◆新日本プロレス◆
『Road to DOMINION』
2021年6月1日
東京・後楽園ホール
観衆 293人
▼IWGPタッグ選手権試合(60分1本勝負)
<王者組>●タマ・トンガ&タンガ・ロア(26分08秒 エビ固め)タイチ&ザック・セイバーJr.○<挑戦者組>
※天翔ザックドライバー
※第88代王者組が3度目の防衛に失敗。タイチ組が第89代王者組となる。

文●どら増田
 

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