伝説のGAEAがついに一夜復活!4冠6本のベルト権利を奪取した仙女に長与千種「このままじゃ終わらない」と宣言

伝説のGAEAがついに一夜復活!4冠6本のベルト権利を奪取した仙女に長与千種「このままじゃ終わらない」と宣言

最後は桃野(左)との激闘を制した橋本(右)が見せ場を作り、会場を大いに盛り上げた。写真:田中研治

昨年4月、15年ぶりに一夜限りの復活が発表された『GAEAISM ―Decade of quarter century―』が、新型コロナウイルス感染拡大の影響による2度の延期を経て、6月13日に大田区総合体育館でようやく開催された。

 長与千種が創設した女子プロレス団体「GAEA JAPAN」の運営会社が中心となって開かれたこのイベントのオープニングでは、中島幸一郎リングアナの懐かしい名調子に乗って、まずステージからGAEA JAPANに所属していた選手とOGたちが当時のジャージを着用してリング上へ。OGの中には久々に見る顔もあり、会場からは大きな拍手が送られた。この入場式だけでも当時を知るオールドファンにとっては価値ある大会である。

 注目のメインイベントは、GAEAの創設者である千種が作ったマーベラスと、その千種の弟子で、GAEA1期生でもある里村明衣子が作った仙女という“GAEAISM”を持った2団体による対抗戦、題して「仙女vsマーベラス AAAWシングル・タッグ&センダイガールズワールドチャンピオンシップシングル・タッグ四冠王座全権争奪時間無制限イリミネーションマッチ」が行なわれた。

 仙女からはエースでGAEA入団を目指していた橋本千紘が岩田美香とXにDASH・チサコを加えたトップメンバーが参戦。一方のマーベラスは、桃野美桜&門倉凛に、Xとして第1試合に出場した星月芽依が抜擢された。

 史上初となる4冠と6本のベルトの全権を懸けた闘いは、橋本と桃野の先発でゴングが鳴った。

 両団体ともにこの日をゴールとして、激しくやり合って来ただけに、開始早々から荒れた展開となるが、桃野がチサコからJKボムで3カウントを奪取。一気にマーベラス組が有利の展開になるのかと思われたが、ここから橋本が奮起する。

 まず、門倉をこの日のために用意した新技「パワースラム」で葬ると、意識していたという桃野の粘りを跳ね返すオブライトで続けて3カウント。見事に4冠と6本ベルト、そしてAAAWの権利を仙女に引き寄せた。
 
 熱戦後のリングには、1年前に橋本とシングルマッチを行なう予定だったマーベラスの彩羽匠が登場。現在負傷中のエースは、「ベルトおめでとうございます。橋本選手! 7月19日(マーベラス後楽園ホール大会)に復帰します! どういう意味かわかりますよね?」と詰め寄ってアピールした。

 これに橋本は「好きにはさせないよ」と含みを残しつつ、「これが終わりじゃなく始まりだと思う」と明言。発起人でもある千種も「このままでは終わらない気がします」と話していることから、仙女とマーベラスの対抗戦は今後も続いていきそうな気配だ。

 GAEAISM事務局の代表も務めた中島リングアナは、「GAEA JAPANはこれで一区切りでいいんじゃないでしょうか」としたうえで、「我々が主催するのではなく、GAEAISMというものが今後の女子プロレスに残っていくのであれば、しかるべき時に仙女とマーベラスを軸として、GAEAISMというものが形となって残っていくのもいいのかな」と語った。

「長与選手が会見の時に『先のことはわからない。ネバー・セイ・ネバー』と仰ってましたけど、そういう意味ではネバー・セイ・ネバーだと思います」

 仙女とマーベラスが軸になり、今度は新たなるGAEAISMという塊が出来たとき、女子プロレス界はスターダムとともに2強が引っ張っていくことになるが、これもネバー・セイ・ネバーなのかもしれない。

◆GAEAISM◆
『GAEAISM ―Decade of quarter century―』
2021年6月13日
東京・大田区総合体育館
観衆 1500人(満員=コロナ対策人数)
▼GAEAISM THE PAST & FUTURE 仙女vsマーベラス AAAWシングル・タッグ&センダイガールズワールドチャンピオンシップ シングル・タッグ四冠王座全権争奪 時間無制限イリミネーションマッチ
○橋本千紘&岩田美香&X=DASH・チサコ(25分10秒 オブライト)
桃野美桜●&門倉凛&X=星月芽依
※仙女の1人残り。仙女が全権を奪取する。
1.●岩田(6分07秒 逆うち)門倉○
2.○チサコ(9分44秒 体固め)星月●
※エクスカリバー
3.●チサコ(10分31秒 エビ固め)桃野○
※JKボム
4.○橋本(15分14秒 体固め)門倉●
※パワースラム

取材・文●どら増田

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