リラードが東京五輪でアメリカ代表デビューへ!「出場の大きな決め手になったのは…」<DUNKSHOOT>

リラードが東京五輪でアメリカ代表デビューへ!「出場の大きな決め手になったのは…」<DUNKSHOOT>

7月に31歳を迎えるリラードは、ポポビッチの下でプレーすることを望み、代表入りを決意したという。(C)Getty Images

6月15日(日本時間16日、日付は以下同)、来月開催される東京オリンピックで、アメリカ代表としてデイミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレイザーズ)、ドレイモンド・グリーン(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)、ジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス)が参戦すると『The Athletic』と『Yahoo! Sports』が報じた。

 グリーンは2016年のリオデジャネイロ・オリンピックに続いて2大会連続、リラードとテイタムは五輪初出場となる。

 それから数日後、リラードが『Columbian.com』へ現在の心境について語った。今季でキャリア9シーズン目を終えたリラードは、オールスターとオールNBAチームにそれぞれ6度も選出された実績を持つ、誰もが認めるリーグ屈指のスーパースターだ。

 ただ、これまでアメリカ代表として国際大会に出場した経験はなく、14年と17年にトレーニングキャンプへ参加したのみ。14年のFIBAワールドカップを前にエキシビジョンゲームをこなしたものの、ロースター入りはならなかった。

 そんなリラードの心を動かしたのは、アメリカ代表でヘッドコーチ(HC)を務めるポップことグレッグ・ポポビッチ(サンアントニオ・スパーズHC)だったという。
 「ポップが代表チームのコーチになったこと。それが出場を約束するうえで大きな決め手になった。俺はコーチ、そして人としてポップのことをすごくリスペクトしている。彼のためにプレーできること、彼が指揮するバスケットボールを体験できることを楽しみにしている」

 アメリカ代表を指揮するポポビッチHCはスパーズで25シーズン指揮を執り、5度の優勝を飾っており、通算1963試合で1310勝653敗(勝率66.7%)を記録。歴代3位の勝利数を誇る名将である。

 代表チームは7月6日からラスベガスでスタートするトレーニングキャンプに向け、今月末にキャンプ参加メンバーを発表予定なのだが、現時点でこの3選手に加えて出場が噂されているのはウォリアーズのステフィン・カリー(本人は五分五分と発言)、ワシントン・ウィザーズのブラッドリー・ビールくらい。

 リラードは「偉大な選手たちがひとつにまとまったチームになっていけるといいね。俺は(まだ出場を決めていない選手たちへ)『おっ、デイムがプレーするのか。じゃあ俺もプレーしなきゃ』とまで言わせる必要はないと思っている。でも出来たらトッププレーヤーたちにも出場をコミットしてほしいね。だってスペシャルなことを成し遂げるチームの一員になれる絶好のチャンスなんだから」と期待を口にしていた。
 

 そんなリラードにとって、印象に残っているのは08年の北京オリンピックを制したリディームチーム。前回のアテネ大会で3位、06年の世界選手権(現ワールドカップ)でも3位に終わったことで、アメリカ代表は王国復権を掲げてレブロン・ジェームズ(現ロサンゼルス・レイカーズ)やコビー・ブライアント(元レイカーズ)、ジェイソン・キッド(元ダラス・マーベリックスほか)、ドゥエイン・ウェイド(元マイアミ・ヒートほか)、クリス・ポール(現フェニックス・サンズ)といった超一流の選手たちを送り込み、見事金メダルを獲得した。

「あのチーム(リディームチーム)はすごく楽しそうだった。本当に多くのスターたちが一丸となってプレーしていた。アンセルフィッシュであり、楽しんでいたんだ。チームの選手たちは、普段所属しているNBAチームで背負っている責任もなく、どこか自由にプレーして最高の時間を過ごしていたように見えた。それで俺はアメリカ代表でプレーすることにすごく興味を持ち始めた。この経験、それに家族と国を代表して大舞台でプレーすることはすごく大きな意味があると思ったんだ」
 

 アメリカ代表はFIBAランキング1位ではあるものの、19年のワールドカップでスター選手たちがこぞって出場を辞退したこともあり、歴代ワーストの大会7位に終わっていた。

 オリンピックでは3大会連続で金メダルを手にしているとはいえ、直近の大会で7位だったことを考えると、08年のリディームチームとどこか重なる部分があるのかもしれない。

 はたして、名将ポポビッチ率いるアメリカ代表は東京オリンピックでどんなロースターを送り込んでくるのか。今後の動向からも目が離せない。

文●秋山裕之(フリーライター)
 

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