プレーオフで“フリースロースランプ”に陥ったシモンズが、シューティングハンド変更を検討?<DUNKSHOOT>

プレーオフで“フリースロースランプ”に陥ったシモンズが、シューティングハンド変更を検討?<DUNKSHOOT>

プレーオフでハック戦法の餌食となったシモンズは、シューティングハンドの変更も検討しているという。(C)Getty Images

今季のフィラデルフィア・セブンティシクサーズは、レギュラーシーズンで49勝23敗(勝率68.1%)という好成績を残し、2000-01シーズン以来20年ぶりにカンファレンスのトップシードを獲得した。

 プレーオフでは、第8シードのワシントン・ウィザーズ(34勝38敗/47.2%)を4勝1敗で一蹴。しかし、カンファレンス準決勝では第5シードのアトランタ・ホークス(41勝31敗/56.9%)相手に3勝4敗で敗退しシーズンを終えた。

 チームはプレーオフに入って平均得点(113.6→116.0)とフィールドゴール成功率(47.6%→49.6%)はレギュラーシーズンから上昇したものの、フリースロー成功率は76.7%から68.5%に大幅ダウン。これは今年ポストシーズンに出場した16チームでは最も低い数字だった。

 とりわけ足を引っ張ったのが左利きの大型司令塔ベン・シモンズだ。オーストラリア出身の24歳はシーズンでは61.3%(167/287)だったが、プレーオフで34.2%(25/73)と成功率が大幅に悪化。ウィザーズとのシリーズでは第3戦まで9本すべてをミス。第4戦ではわざとファウルを仕掛けてフリースローを打たせるハック戦法の対象に。同試合でチームは敗れたことから、カンファレンス準決勝でもホークスから狙われるようになった。

 フリースローを苦手としているチームメイトのドワイト・ハワードですらポストシーズンで60%(24/40)の確率で決めていることを考えれば、シモンズの数字がいかに壊滅的かわかるだろう。
  シモンズは今プレーオフで48本のフリースローをミス。『thesportsrush』によると、これはかつてフェニックス・サンズなどでプレーし、現在はブルックリン・ネッツのヘッドコーチを務めるスティーブ・ナッシュのプレーオフ通算ミス数(44本:396/440)よりも多い数字だったという。

 ホークスとの第7戦でシモンズはシュートすらも躊躇。完全に自信を無くしているように見え、シリーズ終了後には大きな批判にさらされた。

 20年にスティール王に輝くなど守備力やパスの上手さは超一流な一方、NBA入りからシュート力の低さは依然として解消されていない。NBA記者のブライアン・ウィンドホーストによると、シモンズは今夏にシューティングハンドの変更も検討しているという。

 これまで慣れ親しんだ利き腕を変えることは容易なことではないが、根本的な改善が必要なのも事実。来季以降もシモンズが弱点を克服できなければ、ハックの対象になることはもちろん、今後のキャリアにも影響を及ぼしかねないだけに動向に注目が集まる。

構成●ダンクシュート編集部

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