NBAで37年間続いた“シャックの法則”がついに途切れる!本人は「記録はいつか終わるものだ」<DUNKSHOOT>

NBAで37年間続いた“シャックの法則”がついに途切れる!本人は「記録はいつか終わるものだ」<DUNKSHOOT>

NBAで19年間プレーしたシャック。1984~2020年の37年間にわたって、元チームメイトがファイナルに進出していた。(C)Getty Images

NBAのプレーオフは現在カンファレンス・ファイナルが繰り広げられており、6月30日(日本時間7月1日)にはフェニックス・サンズがロサンゼルス・クリッパーズを4勝2敗で下し、1993年以来28年ぶりのNBAファイナル進出を決めた。

 その一方で、これまで30年以上にわたって続いていたある神話がひっそりと終わりを迎えた。

 それは1984年から昨年まで実に37年間もの間、シャックことシャキール・オニール(元ロサンゼルス・レイカーズほか)のチームメイトが少なくとも1人はNBAファイナルに進出しているというもの。

 1992-93シーズンから2010-11シーズンまで19年間NBAでプレーしたシャックは、計6チームに所属し、6度のファイナル進出、うち4度の優勝を飾った。チームメイトにはアンファニー“ペニー”ハーダウェイ(元オーランド・マジックほか)やコビー・ブライアント(元レイカーズ)、ドゥエイン・ウェイド(元マイアミ・ヒートほか)、レブロン・ジェームズ(現レイカーズ)といった超がつくほどのスーパースターをはじめ、数々のロールプレーヤーたちともプレーしてきた。
  そのなかで、今季は2人の元チームメイト、フィラデルフィア・セブンティシクサーズのダニー・グリーンとクリッパーズのラジョン・ロンドがファイナル進出を争っていたが、シクサーズはカンファレンス準決勝、クリッパーズは同決勝で敗退。これによって今季のファイナルにシャックの元チームメイトが出場する可能性は消滅したのだ。

 シャックはこの日『NBA on TNT』の番組内で、「どれだけ長く続いている記録でも、いつかは終わるものだ。俺は長い間プレーできたことを幸運に思うね」と語り、37年間にわたって続いた快記録について振り返った。

 マジックではグレッグ・カイト(元セルティックスほか/1984~87年ファイナル出場)、レイカーズではバイロン・スコット(元レイカーズほか/1984、85、87、88、91年ファイナル出場)やAC・グリーン(元レイカーズほか/1987~89、91、2000年ファイナル出場)といった優勝経験のあるロールプレーヤーたちとプレー。
  さらに、ロバート・オリー(元ヒューストン・ロケッツほか/1994、95、2000~02、05、07年ファイナル出場)やホーレス・グラント(元ブルズほか/1991~93、95、2001年ファイナル出場)、ジョン・サリー(元デトロイト・ピストンズほか/1988~90、96、2000年ファイナル出場)やデニス・ロッドマン(元デトロイト・ピストンズほか/1988~90、96~98年ファイナル出場)といった複数のチームでNBAファイナル進出を果たし、複数回の優勝を成し遂げた選手たちとも共闘してきた。
  一見すると強引に結び付けたデータにも思えるが、シャックが数多くの名選手たちとともに戦い、勝利を分かち合ってきたのは事実。平均キャリア約5年とも言われるNBAにおいて、これだけ多くの選手たちとプレーしてきたことは快挙と言っていい。

 なお、今季ウエストを勝ち上がったサンズがファイナルを制すればフランチャイズ史上初のチャンピオンとなる。イースタン・カンファレンスで勝ち残っている2チームも頂点から長い間遠ざかっており、ミルウォーキー・バックスが最後に優勝したのは1971年、アトランタ・ホークスは1958年と半世紀以上も遡る。“シャックの法則”が途切れた今年の頂上決戦からも目が離せない。

文●秋山裕之(フリーライター)

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