「ルイは能力に満ち溢れている」ウィザーズの新指揮官が八村塁を高評価!「チームのレベルを数段上げてくれる」<DUNKSHOOT>

「ルイは能力に満ち溢れている」ウィザーズの新指揮官が八村塁を高評価!「チームのレベルを数段上げてくれる」<DUNKSHOOT>

新HCのアンセルドJr.は八村について「能力に満ち溢れている」と高く評価している。(C)Getty Images

7月17日(現地時間)、ワシントン・ウィザーズはウェス・アンセルドJr.のヘッドコーチ(HC)就任を発表。その2日後にチームは就任会見を行なった。

 アンセルドJr.は昨年6月に他界したチームOBのウェス・アンセルドの息子で、2010−11シーズンまでの計14年間、ウィザーズでスカウトやアシスタントコーチ(AC)をこなしてきた。

 その後は複数のNBAチームでACを務めており、ここ6シーズンはデンバー・ナゲッツ、今季はアソシエイトHCとしてマイク・マローンHCの下で経験を積んできた。

 今季のウィザーズはイースタン・カンファレンス8位の34勝38敗(勝率47.2%)を残し、プレーイン・ゲームの末に3年ぶりのプレーオフ返り咲きを果たした。1回戦でフィラデルフィア・セブンティシクサーズに1勝4敗で敗れたものの、レギュラーシーズン終盤に見せた怒濤の巻き返しは見事だった。

 ロースターにはラッセル・ウエストブルック、ブラッドリー・ビールというリーグ有数のバックコートデュオがおり、フロントコートにも八村塁やダニエル・ガーフォード、デニ・アブディヤ、ダービス・ベルターンスがいる。さらに来季はケガで長期離脱を余儀なくされていたトーマス・ブライアントというエネルギッシュなビッグマンも帰ってくる。
  会見の中で、新指揮官はウエストブルックとビールについて「彼らは(ウィザーズの)オフェンスについては問題視していないと分かっているはずだ。そして今、大きな任務を引き受けようとしている。何か責任を与えられることを探し求めているんだ。彼らはこのチームのリーダーであり、(ディフェンス面で)向上していくことをコミットしてくれている」とコメント。

 チームにはシーズン平均トリプルダブルという偉業を成し遂げたウエストブルック、2シーズン連続で平均30点超えを果たしたビールというスーパースターがいる。ただ、プレーオフで勝ち上がるにはオフェンス面の向上ではなく、ディフェンス面のテコ入れを急務としている。
  オーナーのテッド・レオンシスは「ウェスのディフェンスと戦略に対する考え方、繊細さは際立っている。相手チームよりも懸命に準備することで、我々は1試合でも多く勝てると思っている」と称賛。

 トミー・シェパード・ゼネラルマネージャー(GM)は「なによりも彼のマネジメント能力が大きい。これまでにステフ・カリー、クレイ・トンプソン(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)、オーランド(マジック)ではニコラ・ヴュチェビッチ(現シカゴ・ブルズ)、トバイアス・ハリス(現シクサーズ)のコーチも務めてきた。そして(デンバーでは)今季、ニコラ・ヨキッチがMVPを受賞している」とこれまでのコーチ経験を高く評価していた。
  そして現在、日本代表のエースとして東京オリンピックを控える八村塁については、「自信に満ち溢れたプレーを見せている。このチームの主力としてフィットしていく若手だ。(ルイの活躍は)このチームのレベルを数段上げてくれる。ルイは能力に満ち溢れているよ。(デンバーでは)彼に随分と手こずった。これからは敵ではなく味方だから嬉しいね」と期待している。

 来季に向けて新たな指揮官を迎えたウィザーズ。今後は29日にドラフトがあり、8月上旬にはフリーエージェント(FA)戦線がスタートする。8月8日からはサマーリーグも始まるだけに、オリンピックにおける八村の活躍を見届けるとともに、来季に向けて着々と準備を進めてほしいところだ。

文●秋山裕之(フリーライター)
 

関連記事(外部サイト)