「フェルスタッペンは教訓にすべき」物議を醸すハミルトンとの接触に識者が見解。モントーヤは経験の少なさを指摘「その後の戦略で勝てたかも」

「フェルスタッペンは教訓にすべき」物議を醸すハミルトンとの接触に識者が見解。モントーヤは経験の少なさを指摘「その後の戦略で勝てたかも」

フェルスタッペンの速さに疑いの余地はないが、経験不足を指摘する声もあがっていた。(C)Getty Images

F1イギリス・グランプリのオープニングラップでレッドブルのマックス・フェルスタッペンとメルセデスのルイス・ハミルトンが接触、前者が激しくタイヤバリアにヒットしてリタイアを余儀なくされた件は、今なお物議を醸している。

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 フェルスタッペンやレッドブル勢の激しい不満と批判に対し、ハミルトンは自己の正当性を主張。関係者やメディア、ファンの意見も二分し、ハミルトンに対してはSNSを通して人種差別的な書き込みもなされるなど、騒ぎは大きなものとなってしまった。

 事態はなかなか収束を見せず、両者の間に大きな禍根を残す状況となっているが、オランダの日刊紙『De Telegraaf』はハミルトンがフェルスタッペンにコンタクトを取っていたと報道。会話の内容は明らかにされていない。ハミルトンはレース後に「対話の扉は開いている。ただ、何を話せばいいか分からない。僕らは互いに敬意をもってコース上で戦い続けるだけだ」と語っていたが、互いの見解を示し合ったと思われる。

 このアクシデントについては、接触の瞬間にフェルスタッペンが前に出ていたことが明らかなこと、それによってハミルトンに10秒加算ペナルティーが科せられたこともあり、彼の過失、もしくはレーシングアクシデントという2つの見方が大勢を占めている感がある。
  そんな中で、著名なF1ジャーナリストのジョー・サワード氏は、「レーシングアクシデントだ」という見解を示した上で、「フェルスタッペンは、ハミルトンが絶対に引くことはないということを理解して、これを教訓としなければならない。さもなければ、今季はさらに多くの事件が起きるだろう」と主張した(『F1.MAXIMAAL』より)。

 また、元F1ドライバーで、45歳となった現在も現役ドライバーとして活動するファン・パブロ・モントーヤは、フェルスタッペンがアグレッシブ過ぎたと見ている。「彼はクレバーにポイントを積み重ねていく必要がある。クラッシュする前にアクセルを緩め、2位でレースを進めても、その後の戦略で勝てたかもしれない。それでも攻めた結果、彼はどれだけのポイントを失ったことだろうか……」と語る彼は、この23歳のオランダ人ドライバーが、優勝争いにおいては経験が少ないことを指摘している(『GPBLOG』より)。

 ウィリアムズやマクラーレンで計7勝を挙げたコロンビア人ドライバーは、今後の展開について「マックスの方が速い」としながらも、「今回の一件で、ルイスがどれだけタイトルを欲しているかが示された。ルイスは今後、間違いなく強くなっていくだろう」と、7度の世界王者がその経験を駆使して王座防衛を図ろうとすると見ている。

 速くてストレートな若者と、経験豊富で駆け引きにも長けたベテランの対決という構図が今後は描かれるという予想だが、果たしてその争いの先にはいかなる結末が待っているのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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