アメリカの4連覇と五輪得点記録に挑むデュラント。“王者”のプレッシャーにも「チャレンジを楽しみにしている」<DUNKSHOOT>

アメリカの4連覇と五輪得点記録に挑むデュラント。“王者”のプレッシャーにも「チャレンジを楽しみにしている」<DUNKSHOOT>

過去2大会でアメリカを金メダルに導いているデュラント。絶対的エースとして、今大会も大きな期待を背負う。(C)Getty Images

東京五輪の男子バスケットボールは7月25日に開幕する。

 4大会連続の金メダル獲得を目指すアメリカ代表は、今月上旬にラスベガスで行なわれたエキシビションマッチでナイジェリア、オーストラリアに2連敗を喫し、先行きが不安視された。今大会でエース役を担うケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)が、“王者”ゆえのプレッシャーについて語っている。

 アメリカ代表は現在、2008年の北京五輪、12年のロンドン五輪、16年のリオデジャネイロ五輪と大会3連覇中。北京ではコビー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)、レブロン・ジェームズ(現レイカーズ)、カーメロ・アンソニー(現ポートランド・トレイルブレイザーズ)、クリス・ポール(現フェニックス・サンズ)、ドゥエイン・ウェイド(元マイアミ・ヒートほか)ら錚々たるメンバーで世界一の座を奪還。デュラントは直近2大会でチーム得点王(12年:平均19.5点、16年:平均19.4点)の活躍を見せ、金メダルに導いてきた。
  東京五輪ではレブロン、ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)、ジェームズ・ハーデン(ネッツ)といった大物が辞退。メンバー入りしていたブラッドリー・ビール(ワシントン・ウィザーズ)は新型コロナウイルスの健康安全プロトコルの対象、ケビン・ラブ(クリーブランド・キャバリアーズ)は右ふくらはぎの故障が思うように回復せずに不参加が決定した。

 同プロトコルの対象となったザック・ラビーン(シカゴ・ブルズ)は不参加こそ回避したが、NBAファイナルに出場していたデビン・ブッカー(サンズ)、ドリュー・ホリデー、クリス・ミドルトン(ともにミルウォーキー・バックス)が合流するまで、8人で調整を強いられるなど苦しい状況にある。

 それでも、デュラントは“王者”として追われる状況を楽しんでいるようだ。『ニューヨーク・ポスト』は大エースのコメントを伝えている。
 「世界中のすべてのチームが俺たちを打ち負かそうとしている。ファンはみんな、俺たちが負けるのを見たいと思っている。だから、試合では常にプレッシャーがある。多くの選手が離脱し、状況が大きく変わった。ほかのチームは、俺たちが(エキシビションゲームで)負けたのを見て、トーナメント(五輪)に自信を持って臨んでくるだろう。ただ俺たちは、自分たちが何に取り組んでいるか理解しているし、このチャレンジを楽しみにしている」

 これまで2大会で計16試合・311得点を叩き出しているデュラントは、カーメロの持つアメリカ代表の五輪最多得点まであと25点に迫っている。それでも本人は、「記録は破られるためにある。ただ、俺はそれを気にはしていない。毎日、どうハードワークするかだけさ」と、優勝だけを見据えている。
 「攻守両面でコーチ(グレッグ・ポポビッチHC)が望んでいることを理解できていると思う。チームでの役割を理解して、お互いにフィーリングもいい。実際にプレーすれば上手くいくはずだ。楽勝なんて戦いはないと思い出すために、早い段階で(黒星で)パンチを食って良かった。チームUSAは勝つことに慣れていたからね。あれが最後の負けになると願っている」

 アメリカは25日、予選ラウンド初戦で世界ランキング7位のフランスと激突する。デュラントには過去2大会同様、チームUSAの絶対的な得点源、リーダーとして八面六臂の働きが求められる。

構成●ダンクシュート編集部

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