「まるでジーターのよう!」と世界が驚嘆した渥美万奈の“神ゲッツー”を米投手はどう見たのか?「あれはショックでした」【東京五輪】

「まるでジーターのよう!」と世界が驚嘆した渥美万奈の“神ゲッツー”を米投手はどう見たのか?「あれはショックでした」【東京五輪】

華麗な守備で日本を救った渥美。そのプレーに賛辞が相次いだ。(C)Getty Images

宇津木ジャパンを窮地から救うファインプレーだった。

 7月27日に行なわれた東京五輪の女子ソフトボール決勝戦は、アメリカとの激闘を2対0で制した日本が、2008年の北京五輪以来となる13年ぶりの金メダルを手にした。

 息詰まる投手戦となった一戦で5回までに2点を奪った日本だったが、6回に1死一、二塁というピンチを迎える。打席にはアメリカの3番アマンダ・チデスター。一打で試合の流れを覆されかねない明らかな分かれ目だった。

 だが、ここで宇津木麗華監督が「ウチの強みはとにかく守備」と強調する堅固な野手陣がビッグプレーを生む。チデスターが打った痛烈なライナーを三塁手の山本優が弾くも、宙に浮いた打球を遊撃手の渥美万奈がノーバウンドでキャッチ。すぐさま二塁に転送して、飛び出したランナーを刺し、併殺打としたのだ。

 一発出れば逆転のピンチを防いだ。土壇場で飛び出した渥美の“神業”は、それを目の当たりにした海外メディアも仰天させた。インド紙『The New Indian Express』は、「跳ね返ったボールをバックハンドで掴んだアツミは、まるでデレク・ジーターのような華麗なジャンピングスローで二塁へ正確なボールを送り、アメリカの攻撃を阻んだ」と褒めちぎった。
  かつてニューヨーク・ヤンキースで活躍した“貴公子”ジーターになぞらえて称賛された渥美。そのプレーは確実に相手にダメージを与えていた。アメリカの先発マウンドに上がったキャット・オスターマンは、試合後の会見でこう振り返っている。

「あれはショックでした。もしも、抜けていれば、同点に追いつけたかもしれない。それによってついた弾みで、追加点をあげることができたかもしれない」

 今大会は失策ゼロ。鍛え抜かれた守備が大一番で列島に感動を届けたのだった。

構成●THE DIGEST編集部

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