セルティックスと4年の延長契約を結んだスマート「私はボストンを愛しているし、ボストンも愛してくれている」<DUNKSHOOT>

セルティックスと4年の延長契約を結んだスマート「私はボストンを愛しているし、ボストンも愛してくれている」<DUNKSHOOT>

2014年の入団以降、セルティックス一筋のスマート。さらに4年間の延長契約を結んだ。(C)Getty Images

8月21日(日本時間22日)、マーカス・スマートがボストン・セルティックスと正式に延長契約を結んだことがチームから発表された。

 今夏のフリーエージェント戦線では、カイル・ラウリーがトロント・ラプターズからマイアミ・ヒート、デマー・デローザンがサンアントニオ・スパーズからシカゴ・ブルズへサイン&トレードで移籍と、オールスター経験者の移籍がいくつかあった一方で、所属チームにとどまるための延長契約も目立った。

 ステフィン・カリーがゴールデンステイト・ウォリアーズと4年約2億1500万ドル(約234億3500万円)、ケビン・デュラントがブルックリン・ネッツと4年1億9800万ドル(約218億3000万円)、ジミー・バトラーがヒートと4年1億8400万ドル(約202億4000万円)と、リーグ有数の実力者たちが超高額な延長契約を締結。

『ESPN』によると、スマートが結んだ延長契約は2022年からの4年総額7700万ドル(約83億9300万円)。カリー、デュラント、バトラーといった大物選手たちと比較すると、スマートはオールスター選出経験もなければ、平均20点を超えたこともなく、見劣りしてしまうかもしれない。
  それでも、昨季までヘッドコーチとして、今季からはセルティックスのバスケットボール運営部門代表兼ゼネラルマネージャーとしてスマートを見ているブラッド・スティーブンスはこの男に最大級の賛辞を送っている。

「我々はマーカスとの契約を引き延ばす機会を手にしたことに興奮していますし、彼がセルティックに居続けることを選んでくれたことに感謝しています。ボストンでの7年間、彼はコート内外で大きなインパクトを残してきました。その期間、どの年もプレーオフへ進むことができたこと、ここ数年で複数のシリーズを制してきたことは決して偶然ではありません。彼はフロアの両エンドで勝利をもたらし、強い意志とタフネスを持ち込んで競い合ってきました」

 191cm・100kgのコンボガードは、これまでオールディフェンシブ1stチームに2度選ばれた実績を持つ。試合終盤のディフェンス時には必ずと言っていいほどコートに立ち、フットワークとフィジカル、メンタルタフネスを駆使してあらゆる選手たちを封じ込めてきた。
  また、自らの身体を投げ出したルーズボールダイブやオフェンシブ・リバウンドといったハッスルプレーでもチームを盛り立て、精神的支柱としてもセルティックスに不可欠な選手となっている。

 さらに、昨季はいずれも自己最高となる平均13.1点、5.7アシストを残しており、オフェンス面でも着実に成長を続けている。

 そのスマートは今回の延長契約について、リリースを通じてこのように語った。

「私はこの地以外でプレーするなんて考えられませんし、ここのファン以外の前でプレーすることもあり得ませんでした。私はボストンを愛しているし、ボストンも私のことを愛してくれています。私たちには最高の瞬間がいくつもあり、このチームで成功を収めてきました。ですが、もっともっと成し遂げたいことがあります。セルティックスのユニフォームを背負っていく準備はできていますし、チームメイトたちと一緒に最前線で戦っていかなければいけません」
  セルティックスにはジェイソン・テイタム、ジェイレン・ブラウンという2人のオールスター選手がいるほか、アル・ホーフォード、ジョシュ・リチャードソン、デニス・シュルーダーといった実力者も加わり、今季は再びイースタン・カンファレンスの覇権争いに加わることが期待される。

 最古参となるスマートにはこれまで通り攻守両面でハードなプレーを続けてもらうと同時に、チームをまとめ上げる役割が求められそうだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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