2013年の“ドラ1”はイスラエルへ。明暗分かれるNBA過去20年のドラフト1位選手を総チェック<DUNKSHOOT>

2013年の“ドラ1”はイスラエルへ。明暗分かれるNBA過去20年のドラフト1位選手を総チェック<DUNKSHOOT>

NBAのキングとして君臨するレブロン(左)とイスラエルへと旅立ったベネット(右)。同じドラフト1位選手だが、そのキャリアは明暗が分かれている。(C)Getty Images

8月25日(日本時間26日)、元NBAドラフト1位のアンソニー・ベネットがイスラエルのプロクラブ、ハポエル・エルサレムと契約したことが明らかとなった。

 カナダ出身で現在28歳のベネットは、2013年のドラフトでクリーブランド・キャバリアーズから1位指名を受けてNBA入り。将来のエース候補として期待されたが、1年目は平均4.2点、3.0リバウンドに終わり、シーズン終了後にはレブロン・ジェームズ復帰に伴うケビン・ラブ獲得のためのトレードに出された。

 移籍後のミネソタ・ティンバーウルブズでもレギュラーに定着できず、わずか1年で放出。その後、トロント・ラプターズ、ブルックリン・ネッツと渡り歩いたが、いずれも1年でチームを去り、NBAのコートからは2017年を最後に遠ざかっていた。
  NBAのドラフト1位と言うと、レブロンやアンソニー・デイビス、最近では八村塁と同期のザイオン・ウィリアムソンなど、文字通りその世代のトップ選手の名が挙がる。一方で、ベネットのように期待に応えられずキャリアを終える選手も少なくない。ここでは過去20年のドラフト1位選手と、彼らのNBAにおける成績をまとめた。

■過去20年のNBAドラフト1位指名選手 ※カッコ内は指名チーム。成績はNBA通算
2001年:クワミ・ブラウン(ウィザーズ)/12年・607試合・4035得点(平均6.6点)
2002年:ヤオ・ミン(ロケッツ)/8年・486試合・9247得点(平均19.0点)
2003年:レブロン・ジェームズ(キャバリアーズ)/18年・1310試合・3万5367得点(平均27.0点)
2004年:ドワイト・ハワード(マジック)/17年・1182試合・1万9113得点(平均16.2点)
2005年:アンドリュー・ボーガット(バックス)/14年・706試合・6808得点(平均9.6点)
2006年:アンドレア・バルニャーニ(ラプターズ)/10年・550試合・7873得点(平均14.3点)
2007年:グレッグ・オーデン(ブレイザーズ)/3年・105試合・840得点(平均8.0点)
2008年:デリック・ローズ(ブルズ)/12年・646試合・1万1919得点(平均18.5点)
2009年:ブレイク・グリフィン(クリッパーズ)/11年・668試合・1万3984得点(平均20.9点)
2010年:ジョン・ウォール(ウィザーズ)/10年・613試合・1万1702得点(平均19.1点)
 ■過去20年のNBAドラフト1位指名選手 ※カッコ内は指名チーム。成績はNBA通算
2011年:カイリー・アービング(キャバリアーズ)/10年・582試合・1万3293得点(平均22.8点)
2012年:アンソニー・デイビス(ホーネッツ)/9年・564試合・1万3463得点(平均23.9点)
2013年:アンソニー・ベネット(キャバリアーズ)/4年・151試合・658得点(平均4.4点)
2014年:アンドリュー・ウィギンズ(キャバリアーズ)/7年・525試合・1万263得点(平均19.5点)
2015年:カール・アンソニー・タウンズ(ウルブズ)/6年・408試合・9352得点(平均22.9点)
2016年:ベン・シモンズ(シクサーズ)/4年・275試合・4382得点(平均15.9点)
2017年:マーケル・フルツ(シクサーズ)/4年・113試合・1228得点(平均10.9点)
2018年:ディアンドレ・エイトン(サンズ)/3年・178試合・2846得点(平均16.0点)
2019年:ザイオン・ウィリアムソン(ペリカンズ)/2年・85試合・2187得点(平均25.7点)
2020年:アンソニー・エドワーズ(ウルブズ)/1年・72試合・1392得点(平均19.3点)

 過去20年の“ドラ1”のなかで現在もNBAでプレーしているのは、36歳になったレブロンをはじめ14人。2006年のバルニャーニや07年のオーデンは期待外れに終わったものの、08年のローズ以降は前述のベネットを除く全員がまだ第一線でプレーを続けている。
  もっとも、新人王に輝いたのは7人(レブロン、ローズ、グリフィン、アービング、ウィギンズ、タウンズ、シモンズ)、オールスター経験者は11人(ヤオ、レブロン、ハワード、ローズ、グリフィン、ウォール、アービング、デイビス、タウンズ、シモンズ、ザイオン)、指名チームで優勝を成し遂げたのはレブロンとアービングの2人だけと、必ずしもドラフトの順位がその後の成功を約束するものではないことが分かる。

 今年のドラフトで全体1位指名を受けたのは、大型司令塔と評判のケイド・カニングハム(デトロイト・ピストンズ)。19歳のスター候補がどのようなキャリアをたどるのか、注目してみてはいかがだろうか。

構成●ダンクシュート編集部

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