角田裕毅、尊敬するユベールが眠るスパで後半戦をスタート! F1公式サイトは「一貫性のなさを払拭しようとしている」と注目

角田裕毅、尊敬するユベールが眠るスパで後半戦をスタート! F1公式サイトは「一貫性のなさを払拭しようとしている」と注目

角田はこの中断期間で心身ともにリフレッシュできたようだ。(C)Getty Images

F1は今週末に開幕するベルギー・グランプリで再開。ルーキーシーズンの後半戦を前に、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅が意気込みを語っている。

 チームのプレスリリースでは、まず前半戦を振り返り、「全体的にとても楽しく興味深いもので、驚くことが山ほどあり、開幕前に思っていたこととは全く違っていました」とF1の印象を語るとともに、自身のパフォーマンスについては「アップダウンが激しく、パフォーマンスに一貫性がありませんでした」と厳しく自己評価した。

 一方で、「全体的にはポイントを獲得することができており、アルファタウリがここまで全レースでポイントを獲得している唯一のチームになっていること(※レッドブルの英国GPでの3ポイントはスプリント予選でのもの)にも貢献できているので、とても満足しています。この勢いを、後半戦でもキープしていくことが必要だと思います」と、残した結果に対してはポジティブな見方を示している。
  ハンガリーGP後はミルトン・キーンズでシミュレーターでのトレーニングを行ない、次の3戦のコースを分析したという角田は、「その後はイタリアへ戻り、ファエンツァのファクトリー近くの家で過ごしました。しっかり準備を済ませ、休みを満喫することができました」と、英気を養うことができたと明かし、間もなく開幕するベルギーGPに言及した。

「スパ・フランコルシャンには良い思い出があるので、再スタートの場所としては最高です。去年のF2ではフィーチャーレースを制してポールポジションでスタートでき、その前年のF3では、初めて表彰台に上がれました。すごく好きなコースなので楽しみにしているし、F1マシンが(名物コーナーの)オールージュをどのように走り抜けるのか経験できる、興味深いコースの1つでもあると思います」

 ルーキーはまた、自身のSNSでも「夏休み明けの最初のレース、楽しみです!」と意気込みを示したが、ここでは「アントワーヌのために」との一文も添えている。アントワーヌとは、2019年にスパでのF2レースで壮絶な事故死を遂げたフランス人ドライバー、アントワーヌ・ユベールのことで、翌年にはF2の最優秀新人賞に彼の名が冠せられたが、2020年度の受賞者となったのが角田であり、彼は同僚ピエール・ガスリーの大親友でもあったユベールを、自身の尊敬するドライバーに挙げている。
  特別なコースでのレースに期待を寄せる角田に対し、チームのジョディ・エギントンTDは「どんなドライバーもキャリアの初めには浮き沈みを経験している」として、ここまでのルーキーの歩みについては何の問題もないと語り、「様々なことがあったが、角田はまだ学習の途中にある。その曲線は急なものだが、ここまで素晴らしい仕事を果たしている」と評価した(ドイツの専門メディア『MOTORSPORT-TOTAL.COM』より)。
  また、F1公式サイトは「近年のシーズンでは最も前評判の高かったルーキーのひとりである角田は、前半戦の“ジェットコースター”に耐え、アルファタウリの全戦ポイント獲得に貢献した。そして今週末のベルギーGPで、こまでの一貫性のなさを払拭しようとしている」と伝え、専門メディア『planetf1』は「期待したものではなかったF1での前半戦を過ごした日本人は、多くのドライバー同様、オールージュを走ることが待ち切れずにいる」と綴っている。

構成●THE DIGEST編集部

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