新シーズンのMVPオッズが発表!本命はドンチッチ、大穴は“健康体”のハーデン<DUNKSHOOT>

新シーズンのMVPオッズが発表!本命はドンチッチ、大穴は“健康体”のハーデン<DUNKSHOOT>

今季のMVP予想の1位はドンチッチ、ネッツ加入2年目のハーデンは10位タイだった。(C)Getty Images

8月30日(日本時間31日、日付は以下同)、NBAの2021−22シーズン開幕を約2か月後に控え、レギュラーシーズンにおけるMVPオッズが『PointsBet』に公開された。

 今季のMVP予想は下記の通り(チーム名は略称)。

■『PointsBet』による2021−22シーズンのMVP予想
1位:ルカ・ドンチッチ(マーベリックス)+400
2位:ケビン・デュラント(ネッツ)+700
3位:ヤニス・アデトクンボ(バックス)+800
3位タイ:ステフィン・カリー(ウォリアーズ)+800
5位:ジョエル・エンビード(シクサーズ)+1000
5位タイ:レブロン・ジェームズ(レイカーズ)+1000
7位:ニコラ・ヨキッチ(ナゲッツ)+1400
8位:デイミアン・リラード(ブレイザーズ)+1600
9位:トレイ・ヤング(ホークス)+2000
10位:ジェームズ・ハーデン(ネッツ)+2500
10位タイ:ポール・ジョージ(クリッパーズ)+2500

 トップはキャリア4年目を迎えるドンチッチ。2年連続でオールスターとオールNBA1stチーム入りを果たし、東京オリンピックでは初出場のスロベニア代表を4位へと導いただけに、その評価は右肩上がり。

 ただ、ドンチッチは昨季平均27.7点、8.0リバウンド、8.6アシストと、すでに平均トリプルダブル級の個人成績を残しており、ここからさらに上積みさせるのは難しいという声も聞かれる。22歳の神童がMVPを獲得するためには、マブズがリーグトップを争うチームに押し上げることが最低条件となるだろう。
  2位から4位のデュラント、アデトクンボ、カリーはいずれもリーグ屈指の実力者だが、すでにMVPを獲得した実績がある。受賞には優秀な個人成績を残しつつ、所属チームをリーグ上位へと導くことがマストだ。

 その点、昨季イースタン・カンファレンス首位となったシクサーズのエンビード、ブレイザーズのリラード、ホークスのヤング、カワイ・レナードの長期欠場が確実視されているクリッパーズのジョージは個人成績で自己最高級の数字を残し、チームを最低でもディビジョン首位へと押し上げれば、自ずとMVP候補に入ってくることが予想できる。

 今夏に大型補強を行なったレイカーズで唯一ランクインしたレブロンは、依然としてリーグ最高級の実力者だが、新加入のラッセル・ウエストブルックや2シーズンぶりの復帰となったラジョン・ロンドとプレーメーカー役をシェアするためスタッツの下降が予想される。さらにアンソニー・デイビスやウエストブルックと得票数が割れることもあることから、通算5度目の受賞は厳しいかもしれない。
  昨季のMVPヨキッチは、今夏十分な休養をとったことで、今季も昨季と同等の個人成績を残すことはできるだろう。しかし相棒のジャマール・マレーが今季の大部分を欠場することが濃厚なことから、ナゲッツはリーグ上位に顔を出せない見込みのため、2シーズン連続で獲得できる可能性は限りなく低いだろう。

 10位タイに入ったハーデンはこの中で最も不気味な存在と言える。昨季途中に加入したネッツでは平均24.6点、8.5リバウンド、10.9アシストを残しており、44試合の出場によって規定数未満となったものの、ウエストブルック(平均11.7本)に次ぐリーグ2位の平均10.8アシストを残していた。
  今季ウエストブルックがレイカーズでレブロン、ロンドと共闘するのに対し、ハーデンは開幕からネッツでプレーメーカーを務めることから、アシストランキングを独走する可能性もあるだろう。

 29日にヒューストンへ訪れたハーデンは、ソフトボールのチャリティーゲームに参加。そこで地元のレポーターから「今季ネッツファンが期待できることは?」と聞かれると、「健康体のジェームズ・ハーデンだ。(相手からすれば)脅威でしかないからな」と断言しており、開幕からフル稼働することが大いに期待できそうだ。

文●秋山裕之(フリーライター)
 

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