「チームに残りたくない」残留希望から一転、シモンズがシクサーズと“決別宣言”!<DUNKSHOOT>

「チームに残りたくない」残留希望から一転、シモンズがシクサーズと“決別宣言”!<DUNKSHOOT>

昨季終了後にシクサーズ残留を希望していたシモンズだったが…。(C)Getty Images

ベン・シモンズは2016年のドラフト1位でフィラデルフィア・セブンティシクサーズに入団。1年目はケガで全休したが、17年にデビューすると身長211センチながら司令塔を務め、平均15.8点、8.1リバウンド、8.2アシストとトリプルダブル級のスタッツを残して新人王を手にした。

 2年目の19年にはオールスターデビューを果たし、一昨年にはオールNBAチームとオールディフェンシブチームに選出。名実ともにリーグ屈指のオールラウンダーに成長を遂げ、加入前までリーグ下位が定位置だったシクサーズも、18年から4年連続でプレーオフに進出した。

 ただ、3ポイントをはじめシュート力の低さゆえに大黒柱のジョエル・エンビードとの相性はいまひとつだった。昨季もイースタン・カンファレンストップの49勝23敗(勝率68.1%)の成績を収めてファイナル進出が期待されたが、ポストシーズンではシモンズがフリースロースランプに陥り、チームはカンファレンス準決勝で第5シードのアトランタ・ホークスに敗退した。

 早期敗戦のA級戦犯となり、周囲から厳しい批判にさらされたシモンズ。シクサーズファンの間でも「トレードすべき」という声も多く聞かれたが、本人は「チームに残りたい。フィラデルフィアが大好きだし、球団のことも大好きだしファンも素晴らしい」と残留を希望。さらにドック・リバース・ヘッドコーチ(HC)も「ベンは素晴らしい。彼にはここに戻ってきてもらいたい」と語っていた。
  しかし8月末、シモンズはロサンゼルスでリバースHC、ゼネラルマネージャーのエルトン・ブランド、オーナーのジョシュア・ハリスと会談。そのうえで「チームに残りたくない。トレーニングキャンプには参加しない」と伝えたという。

 以前からシモンズは移籍の噂が絶えず、昨季もジェームズ・ハーデン(当時ヒューストン・ロケッツ)との交換相手に挙がっていた。ただ、本人がチームにトレードを要求したのは初めてだった。

 とはいえ、4年間で約1億5000万ドルもの契約を残し、市場価値も下がっているシモンズの移籍先を探すのは容易ではない。今オフにはポートランド・トレイルブレイザーズやワシントン・ウィザーズらが候補となっていたが、ウエスタン・カンファレンスのチーム関係者は、「シモンズは3つのカリフォルニアチームに行きたいと思っている。彼とチーム(シクサーズ)との関係は非常に悪くなっている」と語っていた。

 シクサーズと“決別宣言”したシモンズの新天地はどこになるのか。シュート力という致命的な弱点はあるものの、まだ25歳。16年のドラ1の今後の動向から目が離せない。

構成●ダンクシュート編集部
 

関連記事(外部サイト)