ネッツがディアンドレ・ジョーダンを放出、レイカーズ入りが濃厚か<DUNKSHOOT>

ネッツがディアンドレ・ジョーダンを放出、レイカーズ入りが濃厚か<DUNKSHOOT>

ネッツからピストンズへ放出されたジョーダン。バイアウト後、レイカーズ入りが濃厚だ。(C)Getty Images

遡ること2年前、2019年夏。ブルックリン・ネッツはケビン・デュラント、カイリー・アービング、ディアンドレ・ジョーダンとの契約を発表し、一躍オールスター軍団と化した。

 2016年夏のリオデジャネイロ五輪でアメリカ代表として共闘し、金メダルを獲得した3選手をロースターに加えて優勝候補に名乗りを上げたのだが、当時デュラントはアキレス腱を断裂していたこともあり、2019−20シーズンを全休。アービングはキャリアハイの平均27.4点に5.2リバウンド、6.4アシストをマークするも右肩のケガで一足早くシーズンを終え、ジョーダンも平均8.3点、10.0リバウンドの成績にとどまった。

 そしてデュラント、アービングが完全復活を遂げた昨季、ネッツはジェームズ・ハーデンをトレードで獲得してビッグ3を形成すると、その後もブレイク・グリフィン、ラマーカス・オルドリッジを加えスーパーチーム化。しかしプレーオフではケガに泣き、カンファレンス・セミファイナル最終戦で敗れる結果となった。
  迎えた今夏、ネッツは5チーム間の大型トレードでスペンサー・ディンウィディーをワシントン・ウィザーズへ手放し、FA(フリーエージェント)のパティ・ミルズ、ジェームズ・ジョンソン、ポール・ミルサップを獲得。ブルース・ブラウンがクォリファイングオファーを受け入れて残留し、グリフィンとは再契約、さらには今年4月に健康上の問題を理由に引退したオルドリッジも復帰し、再び豪華戦力を整えることに成功した。

 そんななか、去就が注目されていたのがジョーダンだ。昨季はレギュラーシーズン終盤にローテーションから外れ、プレーオフでは1試合もコートに立てなかっただけに、残り2シーズンで約2000万ドル(約21億8000万円)の契約を残すベテランとバイアウトすることも噂されていた。

 ショーン・マークスGM(ゼネラルマネージャー)は「このチームの選手たちは皆、いつだって(トレードトークの)議論の対象になっていると思う。それがレポートされたかどうかに関係なく、私は決まり文句のように言いたくはないのだが、(トレードの)対象に入っていることに感謝している」と8月16日(日本時間17日、日付は以下同)に『The New York Post』へ語っており、ジョーダンについてもこう口にしていた。
 「強いチーム、優秀なロースターを抱えている時というのは、多くの人たちからコールがあるものなんだ。GMの観点から言えば、このチームの選手たちが他球団からコールされないのならば、我々はまったくと言っていいほど仕事ができていないということになる。これから1か月か2か月後、同じロースターのままかどうかは本当にわからない。だが現時点で、ディアンドレはこのチームのロースターの一員であり、このまま新シーズンを迎えることを楽しみにしている」

 だがネッツはミルサップ争奪戦を制し、オルドリッジも復帰したことで、9月3日にジョーダン、将来のドラフト2巡目指名権4本、578万ドル(約6億3002万円)をデトロイト・ピストンズへ放出。見返りとしてジャリル・オカフォー、セコウ・ドゥンブヤを獲得した。

「我々は過去2シーズンで、ディアンドレがこの組織へコート内外で見せてくれたすべてに感謝している。彼とその家族がベストな方向へと進めることを願っているよ」

 マークスGMはそう話し、33歳のセンターを送り出した。
 『The Athletic』によると、ピストンズはジョーダンと契約のバイアウトに向けて話を進めており、完全FAとなればロサンゼルス・レイカーズと契約を結ぶことになるという。ネッツでチャンピオンになることはできなかったものの、レイカーズへ加入すれば優勝できるチャンスは十分あることから、ジョーダンにとっても望ましい動きと言っていいはずだ。

 レブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビス、ラッセル・ウエストブルックという超大物が3人いるだけでなく、カーメロ・アンソニーやトレバー・アリーザ、ウェイン・エリントンといったベテランが揃うレイカーズ。そのなかでジョーダンは、ドワイト・ハワードとともにリムプロテクターを務め、自慢の肉体と高確率なリング下のフィニッシュ力を存分に発揮してくれることだろう。

文●秋山裕之(フリーライター)

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