“悩めるエース”リラードにシャックがアドバイス「優勝したいならメンタリティを変えないと」<DUNKSHOOT>

“悩めるエース”リラードにシャックがアドバイス「優勝したいならメンタリティを変えないと」<DUNKSHOOT>

リラードは8月下旬に「(ブレイザーズを)出ることは現時点ではない」と語っていた。(C)Getty Images

ポートランド・トレイルブレイザーズの大黒柱デイミアン・リラードは、今オフにトレードの噂が飛び交った。ゴールデンステイト・ウォリアーズやフィラデルフィア・セブンティシクサーズなどが新天地候補に挙がったが、今のところ移籍は実現していない。

 本人も8月下旬に「PDX(ポートランド国際空港)を出ることはないよ。少なくとも現時点ではないね」と言及している。そういったなかで、殿堂入りセンターのシャックことシャキール・オニールは、現代の風潮の中で優勝を果たすためには考え方を変える必要があると見解を述べた。

 リラードはNBA9年目の2020−21シーズン、リーグ3位の平均28.8点をあげ、ブレイザーズのウエスタン・カンファレンス第6シード(42勝30敗)獲得に貢献。しかし、プレーオフ1回戦で平均34.3点、3ポイント成功率40.7%、10.2アシストを叩き出しながら、チームはデンバー・ナゲッツに2勝4敗で敗退した。

 ブレイザーズは8シーズン連続でプレーオフに進出しているものの、直近5シーズンで1回戦敗退が4回。思うような結果が出ないチーム状況から、優勝を望むエースのリラードが移籍を求めるのではないかと噂されていた。
  今年6月には、「俺たちはチャンピオンシップを勝ち取れなかった。どんな変化があるのか、変化が起こる可能性があるかさえ分からないけど、十分ではないのは間違いない。主力2人を欠くチーム(ナゲッツ)に及んでいなかった。チャンピオンシップを勝ち取るのに値しない」と吐露していた。

 その後、東京五輪を経て、残留を示唆するコメントを残し、節目となる10年目の2021−22シーズンは、まずはブレイザーズでスタートを切ることになりそうな状況だ。そのなかで、スポーツトークショー『The Rich Eisen Show』に出演したシャックは、「デイミアン・リラードはどうすべき?」と問われ、まずはリラードが貫くフランチャイズプレーヤーとしての美学を称えた。

「彼はオールドスクールな(古き良き)メンタリティの男だ。そういう選手は『俺は君とは組まない。君を倒すつもりだ』と言う。でも、今の世代の選手たちは、『なあ、一緒に組んで戦おうぜ』と言うだろう。彼にとっては最もタフな決断だ」

 とはいえ、昨季にはブルックリン・ネッツがケビン・デュラント、カイリー・アービング、ジェームズ・ハーデンのビッグ3を完成させ、今夏にはレブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスを擁するロサンゼルス・レイカーズがラッセル・ウエストブルック、カーメロ・アンソニー、ドワイト・ハワード、ラジョン・ロンドを獲得する大補強を行なった。
 “スーパーチーム”結成が主流になりつつあるなかでは、リラードは考え方を改める必要があるかもしれないとシャックは説く。

「俺は彼がポートランドにとどまり、チャンピオンシップを勝ち獲りたいと思っているのは知っているが、メンタリティを変える必要があるだろう。もしコンテンダー(優勝候補)になりたいなら、優勝するチャンスを高めたいのなら、そうすべきだ。もしほかにスーパーチームが増えれば、さらに優勝は難しくなる。あまり好ましくはないけど、それが近年の風潮だ。すでに主軸の選手が2人、3人いるチームに彼が参加したら? チャンピオンシップの可能性は高まるだろう」
  それと同時に、シャックはプロ入りからバックス一筋を貫き、昨季ついにリーグ優勝を果たしたヤニス・アデトクンボに関して「ヤニスはミルウォーキーに残り、優勝した。俺は彼をリスペクトしている」と語っている。

 リラードはブレイザーズで優勝を追い求め続けるのか、それともより巨大戦力を持つチームに移籍するのか、今後の決断に注目が集まる。

構成●ダンクシュート編集部
 

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