「NBAのベストシューターだと証明したい!」ボグダノビッチが今季への意気込みを語る<DUNKSHOOT>

「NBAのベストシューターだと証明したい!」ボグダノビッチが今季への意気込みを語る<DUNKSHOOT>

新シーズンに向け、ボグダノビッチはインタビューで意気込みを新たにした。(C)Getty Images

NBA入りから3年間をサクラメント・キングスで過ごし、2020年のオフにアトランタ・ホークスへFA(フリーエージェント)移籍したボグダン・ボグダノビッチ。新天地で気合十分だったが、キャリア4シーズン目を迎えた昨季は、右ヒザ剥離骨折のため1月中旬から約2か月間の戦線離脱を余儀なくされた。

 それでも、3月上旬に復帰するとチームの快進撃を後押しし、同下旬からスターターに定着。レギュラーシーズンでは44試合(うち先発は27試合)に出場して、キャリアハイの平均16.4点、3.6リバウンド、1.1スティールに3.3アシストをマークした。

 さらに3ポイントではチームトップかつ自己最高の1試合平均3.3本を沈め、成功率でもキャリアハイ(43.8%)を記録。ホークスのプレーオフ進出に大きく貢献した。

 セルビアが誇るシャープシューターは、9月17日(現地時間)に米メディア『The Athletic』のインタビューに応じ、現状についてこう話した。

「自分がなっていたいと思える位置にはいる。ゲームシェイプではないけど、チームが始動するまでには戻れると思うよ。(今夏には)1対1を何度かプレーして、自分のゲームを全体的に磨くように練習してきた。新たなシーズンに向けて準備はできているよ」
  自身初となったプレーオフ、ボグダノビッチは途中にケガを負ったためプレータイムが減少したものの、全18試合で先発出場。2勝4敗で敗れたミルウォーキー・バックスとのカンファレンス・ファイナルでは、最後の3戦でいずれも20得点以上と気を吐いた。

 とはいえ、「成功し続けていきたい」と語る29歳のシャープシューターは、「だから自分がハッピーだなんて言えないよ。僕の究極のゴールは常に勝つことで、僕らはそれができなかったから」と気を引き締める。

 4シーズンぶりのプレーオフで、ホークスはトレイ・ヤング、ジョン・コリンズ、クリント・カペラを中心にファーストラウンドではニューヨーク・ニックスを4勝1敗で撃破。続くカンファレンス・セミファイナルでは第1シードのフィラデルフィア・セブンティシクサーズを4勝3敗で破る快進撃を見せ、NBAファイナル進出まであと2勝に迫った。

 しかしボグダノビッチは、ホークスがまだまだアンダードッグ(勝ち目が薄い)と見られていることを認識しているという。

「あぁ、そうだね。人々は僕らのことをまだ信じてはいない。でもそれは普通のことだと思う。そのことが間違っているんだと証明すべく、複数回やらなきゃいけないからね。1回だけじゃダメなんだ。トップにい続けたいなら、1シーズンだけじゃ足りない。長い年数をかけて、成功を収め続けていく必要がある。そうすることでリーグでもリスペクトを手にすることができるんだ」 ホークスは今夏、昨季途中にロイド・ピアース前ヘッドコーチ(HC)に代わって暫定指揮官に就任したネイト・マクミランを正式にHCへ昇格。ヤングとはMAX契約、カペラとも高額な延長契約を結び、制限付きFAとなっていたコリンズとも再契約を締結した。

 さらにはルー・ウィリアムズ、ソロモン・ヒルも残留したほか、FAでゴーギー・ジェン、トレードでデロン・ライト、ドラフトではジェイレン・ジョンソンを獲得。そして昨季は故障により不完全燃焼に終わったディアンドレ・ハンターとキャム・レディッシュが健康体で戻ってくれば、それだけで戦力増強となる。
  そこでボグダノビッチは、キャリア5シーズン目に向けてこう意気込みを語った。

「リーグのベストシューターたちと競い合いたい。僕はそのなかにいるという気がしている。今シーズン、自分はどの位置にいるのかを確かめたいんだ。シューティングこそが自分のトップスキルだからね。僕はリーグでもベストシューターの1人なんだと証明したい。自分にはまだ多くの面で向上する余地があるけどね」

 ピック&ロールや2メンゲーム、プルアップからクイックかつスムースなショットを繰り出すボグダノビッチは、狭いスペースであろうと美しいフォームから難なく沈めてしまうシュート力がある。

 ホークスにはヤングというリーグ有数の得点力を誇るスコアリングガードがいるのだが、そのヤングを補完する上で見事にフィットしているボグダノビッチの活躍にも、今季は大いに注目していきたい。

文●秋山裕之(フリーライター)

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