角田裕毅、FPでの最多周回に「満足」する一方で同僚ガスリーとの“2秒差”に「混乱している」とも…専門メディアは評価が分かれる

角田裕毅、FPでの最多周回に「満足」する一方で同僚ガスリーとの“2秒差”に「混乱している」とも…専門メディアは評価が分かれる

18位に止まった角田だが、多くの周回を重ねたことが決勝に生きてくるはずだ。(C)Getty Images

F1第15戦ロシア・グランプリが開幕。現地9月24日には午前午後で2度のフリー走行(FP1、2)が実施され、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は合計49周と全ドライバー中最多の周回を重ねた。

 ソチでのストリートサーキットで、FP1では26周でベストタイム1分37秒794(全体16番手)、FP2は23周で1分35秒954(18番手)という結果を残した角田は、「ここまで全体的なグリップに苦戦してはいますが、今日は走行距離を伸ばすことができました」と初日を振り返るとともに、以下のように続けた。

「日曜のレースは晴れると思うので、ドライでの走行は貴重です。車のパフォーマンスが良いことは分かっているので、今夜はデータを確認して、自分の改善点がどこかを見る必要があります。天候の影響がどうなるかは分からないので、FP3と予選に向け、できる限りの準備をしなければなりません」

 一方で、チームメイトのピエール・ガスリーがFP1で1分35秒794の6番手、FP2で1分33秒845の3番手と、どちらも2秒ものタイム差が開いたことについては、走行直後のインタビューで「混乱している」と正直な気持ちを語り、「車のバランスは悪くないけど、全体的なグリップが……。そして、チームメイトとの違いがどこにあるか理解する必要があります。ピエールがトップ5、対して僕が18位……そこにある問題を、もっと深く調べなければなりません」と課題を挙げた。
  これに対し、アルファタウリはSNSで「予選までにやるべき宿題が山積み」と投稿したが、チーフ・レースエンジニアのジョナサン・エッドルスも「ユウキの車は信頼性が乏しく、安定してタイムを出すことができなかった。今夜は、彼が快適にドライビングでき、車のポテンシャルを引き出すために何が必要かを理解できるよう、幾つか作業を行なわなければならない」とコメント。一方、ホンダは公式サイトで「ドライコンディションで多くの周回を重ね、貴重なデータを収集できた」とポジティブに振り返っている。

 海外の専門メディアの捉え方も分かれており、専門サイト『RN365』は「角田は2回のセッションで16番手と18番手という結果しか残せなかったが、ラップ数に満足している。日曜日のレースで晴れれば、これが極めて重要なことだったと証明される可能性がある」、『THE CHECKERD FLAG.CO.UK』は「自信に満ちた週末で初日はかなり苦戦したが、力強い周回を重ね、車への信頼を高めた」、『GPBLOG』は「有益な2度のセッションを体験した」と、それぞれ収穫があったことを強調した。

 しかし、『MOTORIONLINE』は「苦労の金曜日。日本のルーキーはソチで正しいフィーリングを見つけるのに多くの困難を抱えた」、『Motorsport NEXTGEN-AUTO.com』は「ガスリーはとても良い。角田はチームメイトから程遠い」、『MOTORSPORT MAGAZINE.COM』は「無傷でセッションを終えたことが唯一のポジティブな材料。角田は1日中スピードを上げられず、途方に暮れていた」と、ネガティブな報道も少なくなかった。

構成●THE DIGEST編集部

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