「彼はこのチームの武器だ」レジェンドHCとドンチッチが期待を寄せる、マブズ躍進のキーマンとは?「僕らは素晴らしい1年を送れる」<DUNKSHOOT>

「彼はこのチームの武器だ」レジェンドHCとドンチッチが期待を寄せる、マブズ躍進のキーマンとは?「僕らは素晴らしい1年を送れる」<DUNKSHOOT>

ドンチッチを擁するマブズは過去2年連続でプレーオフ1回戦敗退。今季はそれ以上の結果を残そうと、選手・コーチともに意気込んでいる。(C)Getty Images

現地時間10月6日、NBAはプレシーズン4日目を迎え、ダラス・マーベリックスが今季の初陣を戦った。

 殿堂入りポイントガードで、現役時代にチームの初優勝に貢献したジェイソン・キッドを新指揮官に据えたマブズは、ホームのアメリカン・エアラインズ・センターでユタ・ジャズと対決し、111−101で勝利と幸先良いスタートを切っている。

 マブズの先発はルカ・ドンチッチ、ジョシュ・グリーン、ティム・ハーダウェイJr.、クリスタプス・ポルジンギス、モーゼス・ブラウンという布陣で、ドンチッチがチームトップの19得点に6リバウンド、5アシスト、ベンチスタートのボバン・マリヤノビッチが14得点、ジェイレン・ブランソンが10得点、8アシストを残した。

 そんななか、キッドHCが期待を寄せているポルジンギスは約16分の出場で7得点、4リバウンド、3アシスト、2ブロック。ミドルポストからのアタックでゴールを奪ったほか、左ウイングから3ポイントも沈めるなどまずまずのパフォーマンスを見せた。

 キッドHCは9月27日のメディアデーで、ドンチッチに対してもっとチームメイトたちを頼るように助言。ポルジンギスについては「KP(ポルジンギス)にはバスケットボールプレーヤーであってほしい」とし、自身が求めるプレー像を語っている。
 「3ポイントを打つことに対して制限はしない。それにロールしてミドルレンジからショットを放ち、ボールプッシュすることもね。私は彼本来のプレーをしてほしいんだ。彼にはフロアのどんなエリアでも快適だと感じてほしい。彼はこのチームの武器であり、非常にシュートが上手いからね」

 心機一転で臨む26歳のビッグマンも、新指揮官の期待に応えられるようにと意欲を燃やしている。

「僕のゲームがもっとできるようになるだろうね。ポストアップもしていくさ。(昨季の)僕はスペーサー(スペースを広げる役割)かつスリーを打つだけだった。そんなの自分のゲームじゃないと僕は感じていた。僕はそれ以外のこともできる。自分のゲームをベストな形で発揮できることを楽しみにしている」

 5日に米スポーツ誌『Sports Illustrated』へ掲載されたインタビューで、ドンチッチも結成3シーズン目となる相棒についてこのように語っている。

「特にメンタル面で、彼は今年ものすごく繊細なんだ。ピックアップゲームの時からすごくいいムードになっていると分かるはずだ。今シーズンの僕らはともに素晴らしい1年を送れると思う」

 プレーオフでは2年連続で1回戦敗退を喫しているマブズがウエスタン・カンファレンス上位に食い込むためには、MVP候補にも挙がるドンチッチはもちろん、それ以外の選手たちの奮起がマスト。その筆頭がポルジンギスなのは間違いない。マブズ躍進のカギを握る元オールスタービッグマンの“変化”に注目だ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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