初トルコで角田裕毅がガスリーに迫る好走! 海外メディアはFワードを使った“無線”に注目「良いセッションではなかったようだ」

初トルコで角田裕毅がガスリーに迫る好走! 海外メディアはFワードを使った“無線”に注目「良いセッションではなかったようだ」

FP2では大きな進歩をみせ11番手でフィニッシュした角田。(C)Getty Images

F1第16戦のトルコ・グランプリが開幕。10月8日には午前午後で2回のフリー走行が行なわれた。

 スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は1回目(FP1)で28周を走行し、ベストタイムは全体の18番手となる1分26秒424を計測。そして2回目(FP2)では、30周の周回で1分24秒882までタイムを上げ、11番手につけた。チームメイトのピエール・ガスリー(9番手)とは0.126秒の僅差であり、首位ルイス・ハミルトン(メルセデス)との差も1秒078というものだった。

 初走行となるイスタンブールでの初日を終えた角田は、チームの公式サイトを通して、「イスタンブール・パークはとても素晴らしいコースで、初めての走行を心から楽しみました。徐々に自信を深めることができ、午後(FP2)には良いペースを発揮できたと思います」とポジティブに振り返るとともに、今後の展望を示している。
 「今日のコンディションは、風が強かったものの上々でしたが、明日は雨が降るかもしれないので、また難しくなるはずです。天候がどうなるかに注視して、できる限り準備はします。ここまでのマシンバランスには満足しているし、大きな進歩を見せられていると思います」

 FP1で走行を重ねてコースやマシンに慣れ、FP2でタイムを上げるという理想的な成長を見せたルーキーに対し、アルファタウリはSNSで「自信を高める、2つのセッションを通しての強力な改善」と称賛。また、チーフ・レースエンジニアのジョナサン・エッドルスは「ガスリーとは異なるアプローチをとったが、今のところはこれがうまくいっている。ユウキは自信を高め、パフォーマンスも良くなっている」と、こちらも予選、レースに向けての手応えを掴んでいるようだ。
  海外専門メディアでは、イタリアの『MOTORIONLINE』が「イスタンブールのコースでデビューを飾った日本人ルーキーは、FP1ではコーナーの感触を掴むことに時間を費やし18番手に止まったが、FP2では状況が変わり、9番手のガスリーに肉迫するタイムを弾き出し、アントニオ・ジョビナッツィを挟んでの11番手につけた。彼にとって、今後のセッションで重要な要素となるのは天候だろう」と分析。また、イギリスの『planetf1』は「このところ自信を高めているツノダは、それを活かして今予選でのトップ10入りを狙っている」と報じた。

 今回のFP1では角田がアルファロメオのマシンに対し、無線でFワードと「idiot(馬鹿者)」という言葉を使って罵ったことを、伊メディア『MOTORIONLINE』や英メディア『GPBLOG』が取り上げ、後者は「これでアタックラップをキャンセルした角田にとって、良いセッションではなかったようだ」と記している。
  なお、本来であれば日本GPが開催されていたはずのこの週末、今季でF1から撤退するホンダのパワーユニットを積むレッドブルはスペシャルカラーのマシンで臨み、アルファタウリもリアウイングに「ありがとう」の文字を掲出したことが話題になっているが、角田は今GP前に「今回は特別な週末です。残念ながら日本ではドライビングが見せられませんが、トルコGPでは日本のファンのために頑張ります」と意気込みを語っていた。

『GPBLOG』は「初日はレッドブル・グループの中でツノダだけがトップ10から落ちた」と報じるとともに、ホンダの田辺豊治テクニカルディレクターの「4台全てが強力なレースを展開することを望んでいる」とのコメントを紹介している。

 自身のレースキャリアにおいて常に重要な役割を担ってくれたホンダへの恩返しを果たす角田にとって、今予選、決勝で良い結果を残せるだろうか。要注目だ。

構成●THE DIGEST編集部
 

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