NBA創設75周年記念チームに選ばれた?意外な選手”と?落選した選手”<DUNKSHOOT>

NBA創設75周年記念チームに選ばれた?意外な選手”と?落選した選手”<DUNKSHOOT>

ウィルキンス(左上)やデイビス(右下)が新たに75人に選ばれた一方で、カーター(右上)やハワード(左下)は選外となった。(C)Getty Images

現地10月19日から21日にかけて、NBAは創設75周年を記念して“偉大な75人”を発表した(投票結果タイにより、最終的に76人が選出)。

 メディア、現役および元選手、コーチ、ゼネラルマネージャー、チーム幹部たちで構成される選考委員会によって選ばれた75人の顔ぶれは豪華そのもの。NBAは1996−97シーズンに創設50周年を記念して“偉大な50人”を発表しているが、ここで選ばれた選手たちは皆、今回の75周年記念チームに選ばれており、新たに仲間入りした26選手は基本的に1980年代後半から現代にかけて活躍してきた選手たちとなった。

 そのなかで、72〜86年にかけてプレーし3度の得点王などに輝いたたボブ・マッカドゥー(元バッファロー・ブレーブス/現ロサンゼルス・クリッパーズほか)、そして偉大な50人から落選して議論を呼んだドミニク・ウィルキンス(元アトランタ・ホークスほか)が今回セレクトされたことは興味深い。
  その一方で、このリストに入ることができなかった有力選手たちも当然いる。例えばドワイト・ハワード(ロサンゼルス・レイカーズ)。これまでのキャリアでオールスターとオールNBAチームにそれぞれ8回、オールディフェンシブチームに5回選ばれたほか、最優秀守備選手賞を3度、リバウンド王を5度、ブロック王を2度獲得しており、2020年にはレイカーズで優勝も経験。現在チームメイトで、実績面ではやや劣る(オールスター8回、オールNBAチームとオールディフェンシブチーム選出各4回、ブロック王3回)アンソニー・デイビスは選ばれているが、後輩に席を譲る形となった。

 同じように、最優秀守備選手賞を史上最多タイの4度手にしたディケンベ・ムトンボ(元ホークスほか)とベン・ウォーレス(元デトロイト・ピストンズほか)も落選。主に守備面で実績を残した選手たちが、悔しい思いをしたと言えるかもしれない。
  そのほかでは、NBA史上最長となる22シーズンをプレーしたヴィンス・カーター(元トロント・ラプターズほか)をはじめ、07年にファイナルMVPに輝いたトニー・パーカー(元サンアントニオ・スパーズほか)や04年のファイナルMVPチャンシー・ビラップス(元ピストンズほか)も選考漏れ。

 また、外国籍選手は初日に発表された3選手のみ。ダーク・ノビツキー(元ダラス・マーベリックス/ドイツ)、スティーブ・ナッシュ(元フェニックス・サンズほか/カナダ)、ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス/ギリシャ)は納得の選出ながら、スパーズでそれぞれ4度の優勝に貢献したパーカー(フランス)とマヌ・ジノビリ(アルゼンチン)、パウ・ガソル(元レイカーズほか/スペイン)らは選ばれていない。
  ほかにも75年の歴史の中では、グラント・ヒル(元ピストンズほか)やトレイシー・マッグレディ(元オーランド・マジックほか)、バーナード・キング(元ニューヨーク・ニックスほか)、ウォルト・ベラミー(元ボルティモア・ブレッツ/ワシントン・ウィザーズほか)といった実績のある選手が多数いるだけに、選考委員会も苦労したことだろう。

 はたして25年後に迎える100周年で、NBAが発表することが予想される“偉大な100人”には、どんな選手たちが新たに加わることになるのか。まだまだ先は長いものの、楽しみに待ちたいところだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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