開幕戦で快勝したシクサーズ。大黒柱のエンビードはネッツとの次戦に照準「いいテストになる」<DUNKSHOOT>

開幕戦で快勝したシクサーズ。大黒柱のエンビードはネッツとの次戦に照準「いいテストになる」<DUNKSHOOT>

エンビードは開幕戦でチーム最多の22得点。“シモンズ問題”で揺れるシクサーズを牽引している。(C)Getty Images

現地時間10月20日(日本時間21日、日付は以下同)、フィラデルフィア・セブンティシクサーズは敵地で迎えたニューオリンズ・ペリカンズとのシーズン開幕戦を117−97の勝利で飾った。

 オフシーズンから現在にかけて、“ベン・シモンズ問題”を抱えるシクサーズだが、この試合ではジョエル・エンビードの22得点、6リバウンド、5アシストを筆頭に、トバイアス・ハリスが20得点、12リバウンド、先発PGに入ったタイリース・マキシーが20得点、5アシスト、控えのフルカン・コルクマズが22得点、5アシストと、4人が20点以上をマークするバランスのいいオフェンスを展開。

 さらにアンドレ・ドラモンドが17リバウンド、2スティール、2ブロック、ジョージ・ニアンが11得点と、新加入組も上々のスタートを切った。

 2本柱の一角だったシモンズの去就が確定していないこともあり、今季のシクサーズが覇権争いへ参戦できるのかは未知数。そんななか迎える22日のホーム開幕戦は、ひとつの試金石になるかもしれない。
  相手は今季の優勝候補筆頭と評されるブルックリン・ネッツ。カイリー・アービングこそ新型コロナウイルスのワクチン未接種問題で離脱しているものの、ケビン・デュラントとジェームズ・ハーデンのデュオは健在で、その周囲を固める選手も含めてリーグ最高級の豪華戦力を有している。

 名実ともにリーダーとなったエンビードは、ネッツ戦が現有戦力の実力を測るバロメーターになるかと聞かれて「そうだね。間違いない」と答え、こう続けている。

「俺たちにとっていいテストになるし、このチームの現在地が分かるだろうね。でも俺たちが(初戦と)同じようにプレーすることができれば、大丈夫だと見ている。確かにあのチームには素晴らしい選手たちが数多くいる。それに初戦(ミルウォーキー・バックス戦)を落としているから、アジャストして立ち向かってくるだろう。勝利を掴むため、いいプレーをしてくるのは間違いない。だから俺たちはそれに備えて準備しなきゃならない」
  シクサーズとしては、強敵を相手にホームのウェルズ・ファーゴ・センターでプレーできることが何よりも強みとなる。

「そりゃそうさ。ホームでプレーする時はいつだって(ファンの皆が)俺たちを後押ししてくれる。ものすごく助けてくれるからね」とエンビード。

 そのエンビードに次ぐ第2の得点源として活躍するハリスも、ネッツ戦に向けてモチベーションを高めている。

「イーストのトップと評されていて、昨シーズンもいい結果を残してきたチームと対戦することは、今の僕らの立ち位置を把握する上でいいバロメーターになる」
  もちろん、この一戦はあくまでレギュラーシーズンの序盤戦のひとつ。「これは短距離走じゃなくてマラソンなんだと理解している。今は若手がラインナップに入って、新たな経験を積んでいるところだ」と、チームとしてはこれから成熟度を高めていく段階だ。

 互いに主軸を欠いた状態で今季の幕を開けたシクサーズとネッツ。イーストの覇権を争う強豪同士の第1ラウンドに注目だ。

文●秋山裕之(フリーライター)
 

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