「僕は何か間違ったことをしましたか?」予選妨害疑惑の角田裕毅、レッドブル勢の一斉批判に反論!トスト代表も擁護「あれはユウキのせいではない」

「僕は何か間違ったことをしましたか?」予選妨害疑惑の角田裕毅、レッドブル勢の一斉批判に反論!トスト代表も擁護「あれはユウキのせいではない」

レッドブル勢からバッシングを受けている角田だが、本人は「あれ以上は何もできませんでした」と語った。(C)Getty Images

F1第18戦メキシコ・グランプリの予選、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅はパワーユニット(PU)交換によるグリッド降格が決まっているものの、3戦連続のQ3進出を果たして9番手につけるなど、決勝にも期待を持たせる好パフォーマンスを披露した。

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 自身のドライビングが評価されただけでなく、チームメイトのピエール・ガスリーにトウを与えるために前を走行するなど、チームプレーに徹してガスリーやチームから感謝されたルーキーだが、一方で“姉妹チーム”であるレッドブルからは大きな非難を浴び、これに反論する一幕もあった。

 Q3の終盤、ライバルであるメルセデスのヴァルテリ・ボッタスからポールポジションを奪うべく、最終アタックに臨んだレッドブルの2台は、ミドルセクターでインラップ中だったカーナンバー22のアルファタウリAT02に遭遇。角田は無線で邪魔をしないよう指示を受けており、コースの外に退避したが、セルジオ・ペレスは「ダウンフォースを失った」としてコースアウト、その背後にいたマックス・フェルスタッペンはイエローフラッグを予想してアタックを止めてしまった(イエローフラッグは出ず)。
  この直後、フェルスタッペン(予選3番手)は無線で「信じられない。何てバ〇なんだ、バ〇野郎」と目前のアクシデントに対して暴言を吐き、母国レースに臨んでいるペレスは「とても残念だ。3番手のタイムは狙えると思っただけに、イライラした。ユウキはあそこにいるべきではなかった」とコメント。そしてクリスチャン・ホーナー代表はこの一連の責任は「ツノダにあると思う」と語り、「なぜ彼があの場所で“クルージング”していたのか理解できない。影響を受けた両ドライバーはかなり苛ついている」と不満をこぼした(専門メディア『CRASH』より)。

 また、レッドブルの顧問を務めるヘルムート・マルコもオーストリアの『ServusTV』に対して、「我々はメルセデスに近い位置におり、最低でも2番手、うまくポールポジションも奪えたはずだが、ツノダが我々の2台(フェルスタッペン、ペレス)を邪魔した。これで我々の優位性は失われ、レースは非常に難しいものとなるだろう」と、厳しく糾弾している。
  しかし、これに対して角田は真っ向から反論。「僕がペレスのラップを台無しにしたのではなく、彼が自分でミスをしただけです。マックスについて? 僕がマックスの邪魔もしたというのですか? 僕はコースの外に出ましたが、あれ以上は何もできませんでした。僕はセクター2にいましたが、もしまた同じ状況になれば、同じことをするでしょう」と語り、逆に「僕は何か間違ったことをしましたか?」と問いかけてもいる(専門メディア『THE RACE』より)。

 このように自信を持って語り、自身のSNSでも「あれ以上やれることはありませんでした」と主張する一方で、同じグループ内での出来事ということもあり「僕が何か間違ったことをしたのかどうかを、レッドブルと話し合うことになるので、気が重いです」とも正直な気持ちも吐露したルーキーに対し、アルファタウリのフランツ・トスト代表は、21歳の日本人ドライバーは何も悪いことはしていないとして、以下のように擁護した(専門メディア『RACE FANS.NET』より)。

「彼は何も間違いを犯さなかった。我々はユウキに、レッドブルが後方から迫ってくると伝えた。そして、彼は簡単に前に出られるようにコースから外れた。ところが、なぜかペレスは彼の後についていった。あれはユウキのせいではない。なぜ、ペレスがコースアウトしたのか、全く理解できない。ユウキはアタック中ではなく、他のドライバーにスペースを空けるために、サイド(コース外)に避けていた。よくある簡単な状況だ。それ以上のことは、私には分からない」
  またニュースサイト『Roxxcloud』は、この件に対するファンの反応に注目。SNSに寄せられた「ツノダに責任を押し付けるのはアンフェアだ」「ツノダが不当な虐待に耐えている」「ホーナー&マルコvsツノダ」「ホーナーがポールポジションを逃したことをツノダのせいにしたことに驚きはない。こういった発言は彼の一部だから」といった投稿を紹介し、「インターネット上のコメントのほとんどは、ツノダを支持しているようだ」と報じている。

 一部ではすでに、角田、トスト代表がマルコ顧問と話し合いを行なったという報道も流れているが、互いに重要なシーズン終盤に臨む上で、同じグループの中で今後に禍根を残さないことが望まれる。

 ちなみにメルセデスのトト・ウォルフ代表は、この一件がなければポールポジションを奪えていたとするレッドブルの首脳陣やフェルスタッペンの主張に対して、セクター2以降のタイム差から見れば、それでもボッタスが勝っていただろうと語っているが……(『RACE FANS.NET』より)。

構成●THE DIGEST編集部

【関連動画】「彼が自分でミスをしただけ」と角田裕毅が主張するペレスのコースアウトシーン

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