18連勝を飾った今季のサンズは歴代何位? NBAの連勝記録TOP5を紹介!<DUNKSHOOT>

18連勝を飾った今季のサンズは歴代何位? NBAの連勝記録TOP5を紹介!<DUNKSHOOT>

サンズは12月3日にウォリアーズに敗れるまで、フランチャイズ記録の18連勝をマークしていた。(C)Getty Images

現地時間12月2日に行なわれた試合で、デトロイト・ピストンズを114-103で破り、フェニックス・サンズは球団記録を更新する18連勝を達成した。

 今季ここまで平均23.2点と、得点源であるデビン・ブッカーは、前の試合でハムストリングを痛めて今季初めて欠場したが、7人が2桁得点をあげるバランスの取れた攻撃で勝利をゲット。昨季ファイナル出場チームの実力を見せつけた。

「このリーグで勝つことは非常に難しいし、満足はしていないが、特別なことだ」とはヘッドコーチのモンティ・ウィリアムズ。就任3年目の指揮官は「我々のファンの前で、このフランチャイズの歴史とともにあるこの特別な街でそれを達成できたのはものすごく素晴らしいこと。選手たちにもそれを味わって欲しい」と振り返った。

 なお、サンズは翌日にウォリアーズに96-118で敗れ、10月30日から続いていた連勝は18でストップ。それでも11月は16戦無敗と快進撃を見せた。

 ただ、今回のサンズの連勝記録はリーグ全体で見ると11位タイ。上には上がいるが、先駆者たちはどれだけの記録を残しているのか。ここではNBAの歴代連勝記録TOP5を紹介しよう。
 5位:20連勝(ミルウォーキー・バックス/1970-71シーズン)
 この年はバックスにとって、球団創立から3年目という草創期にあったが、69年のドラフトでルー・アルシンダー(のちのカリーム・アブドゥル・ジャバー)を1位指名で手に入れると、このビッグマンはルーキーイヤーから平均28.8点と期待通りの大活躍。

 自身にとって2年目となった1970-71シーズンも平均31.7点とチームの得点源に。さらにNBAで史上初のシーズントリプルダブルを達成した万能戦士オスカー・ロバートソンも加わったことで、チームはファイナルでボルティモア・ブレッツ(現ワシントン・ウィザーズ)を破ってチャンピオンとなった。

4位:22連勝(ヒューストン・ロケッツ/2007-08シーズン) 
 ヤオ・ミン、トレイシー・マッグレディ、シェーン・バティエを支柱に、ルイス・スコラがルーキーで加入したこのシーズン、44試合終了時点では24勝20敗だったが、1月下旬から怒涛の22連勝。当時これは後述のレイカーズに次ぐ、歴代2位の記録となった。

 大黒柱のヤオが足のケガで2月下旬から離脱するアクシデントに見舞われるも、代わって41歳のディケンベ・ムトンボがゴール下で奮闘。3月18日にセルティックスに74-94に敗れて連勝は止まったが、ウエスタン・カンファレンス5位でプレーオフ進出を果たした(1回戦でユタ・ジャズに敗れ敗退)。
 3位:24連勝(ゴールデンステイト・ウォリアーズ/2015-16シーズン)
 ディフェンディング・チャンピオンとして臨んだこのシーズンは、エースのステフィン・カリーの爆発的な活躍でシーズン歴代最多となる73勝。25試合目のミルウォーキー・バックスに敗れて連勝は止まったが、開幕戦からの連勝記録となると、この24連勝が歴代ナンバー1だ。ちなみに前年は4連勝でレギュラーシーズンを終えており、これをカウントすると28連勝だった。

 そしてこれは、2015年1月から16年3月まで続いた、当時の本拠地オラクル・アリーナでのホーム54連勝の一部でもある。

 このシーズンは402本の3ポイントシュート決め、レギュラーシーズンで平均30.1点をマークして得点王となったカリーが、満票でシーズンMVPに選出されたことでも話題に。ただウォリアーズは、ファイナルでレブロン、カイル・アービングらを擁するクリーブランド・キャバリアーズに3勝1敗から逆転負けを喫し、連覇は叶わなかった。

2位:27連勝(マイアミ・ヒート/2012-13シーズン)
 今世代での最高記録が、レブロン・ジェームズ、ドゥエイン・ウェイド、クリス・ボッシュのビッグ3を要したヒートの27連勝だ。前年にチャンピオンとなったこのチームに、名シューターのレイ・アレンも加わり強烈な布陣を完成させ、シーズンでは66勝16敗の球団記録を達成。

 サンアントニオ・スパーズとのファイナルでは、そのアレンの起死回生の3ポイントもあって7戦に及ぶ激闘を制して、連覇を成し遂げた。ちなみに連勝をストップしたのは、現在のチームでエースを務めるジミー・バトラーが当時在籍していたシカゴ・ブルズだった。
 1位:33連勝(ロサンゼルス・レイカーズ/1971-72シーズン)
 おそらく今後も破られることはないであろうと言われているのが、かの、ウィルト・チェンバレンが、キャリアの晩年を過ごしたレイカーズの記録。

 チェンバレンといえば、1試合100得点、14年間のNBAキャリアで得点王7回、リバウンド王11回。レギュラーシーズンの平均30.1点はマイケル・ジョーダンに次ぐ歴代2位で、平均22.9リバウンドはいまだ破られていないレジェンド中のレジェンドだ。

 連勝記録が生まれた1971-72シーズンは、35歳だったチェンバレンにとって、NBAに別れを告げる1年前だったが、レギュラーシーズンでは全82試合に出場し、平均18.6本で自身10回目のリバウンド王に輝いている。

 このシーズンは、元セルティックスのガード、ビル・シャーマンがヘッドコーチに就任した初年度だった。彼らの連勝はバックスに止められたが、チームはジェリー・ウエスト、ゲイル・グッドリッチら充実した戦力を擁し、69勝13敗でレギュラーシーズンを終えると、ニューヨーク・ニックスとのファイナルも5戦で決着をつけ、見事チャンピオンに輝いた。

 近年ではヤニス・アデトクンボを擁する2019-20シーズンのバックスが18連勝を達成。今回のサンズはそれに並ぶ結果となった。なお、TOP5入りしている5チームは、07-08シーズンのロケッツ以外はファイナル進出を果たしている。

文●小川由紀子
 

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