“ネクスト・ジョーダン”はカーターが継ぐはずだった?「MJにも引けを取らない」とアリナスが熱弁<DUNKSHOOT>

“ネクスト・ジョーダン”はカーターが継ぐはずだった?「MJにも引けを取らない」とアリナスが熱弁<DUNKSHOOT>

アリナス曰く、カーター(右)こそが“ネクスト・ジョーダン(左)”になるはずだったという。(C)Getty Images

“ネクスト・ジョーダン”――。神様マイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)の後継者として、これまで数々の選手がそう呼ばれて期待されてきた。

 アンファニー・ハーダウェイ(元オーランド・マジックほか)、グラント・ヒル(元デトロイト・ピストンズほか)、コビー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)、レブロン・ジェームズ(レイカーズ)と続き、近年はその筆頭候補は残念ながら不在。そのなかで、現役時代に“エージェント・ゼロ”の愛称で親しまれたスコアラーのギルバート・アリナス(元ワシントン・ウィザーズほか)は、ヴィンス・カーターこそがその座を継承するはずだったと持論を展開している。

 カーターは1998年のドラフト全体5位でゴールデンステイト・ウォリアーズに指名され、トレードを経てトロント・ラプターズに入団。ジョーダンと同じノースカロライナ大出身ということもあり、大きな注目を集めた。
  ルーキーイヤーに新人王に輝くと、翌シーズンのスラムダンク・コンテストで優勝を飾り、スター選手の仲間入り。その人間離れした跳躍力から“ハーフマン・ハーフアメージング”の異名を取る。2004年にニュージャージー・ネッツ(現ブルックリン・ネッツ)に移籍し、その後マジック、フェニックス・サンズ、ダラス・マーベリックス、メンフィス・グリズリーズ、サクラメント・キングス、アトランタ・ホークスと渡り歩き、4つの年代(1990年代、2000年代、2010年代、2020年代)でプレーしたNBA史上初の選手となった。

 優勝経験こそないものの、通算出場試合数で歴代3位(1541試合)、通算得点数で同22位(2万5728点)を記録しているほか、オールスターにも計8回選出。将来の殿堂入りは確実視されている。

 アリナスは自身がホストを務める『Fubo Sports』の“No Chill”で、初めてサインをもらったNBA選手が5歳年上のカーターだったことを明かし、そのポテンシャルがいかに群を抜いていたかを熱弁した。

「バスケットボーラーとして、ヴィンスはネクストMJになるはずだった。“エア”として、彼はそれほどの才能を持っていたんだ。目ではっきりとわかるくらいにね。アンストッパブルだったよ。彼がヒートアップしたら、抑えることはできなかった。でも、ヴィンスは冷静な男だったな。
  シュート、ドリブル、ジャンプ、空中での動き、ボディコントロール……決してMJに引けを取らなかった。20年以上キャリアを続けたという事実は、彼がどれほどの才能の持ち主だったかを我々に教えてくれる。(晩年の)41歳でも40インチ(約101.6cm)を飛ぶような、ハイレベルなアスリートだった」

 アリナスの感覚では、カーターのキャラクターは勝利に飢えたジョーダンと比較して、「のんびりしている」ものだったという。
  それでも、アウトサイドシュートを磨いたことで“ダンカー”の枠に収まらず、年齢を重ねて以降はチームのためにとロールプレーヤーの役割も厭わなかったカーターの姿は、多くのファンを魅了した。“ネクスト・ジョーダン”にはなりきれなかったかもしれないが、彼がNBA史に名を残す偉大なプレーヤーだったことは間違いない。

構成●ダンクシュート編集部

【PHOTO】引退後もその影響力は絶大!NBAの頂点に君臨するバスケットボールの”神様”マイケル・ジョーダン特集

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