「もっと来いよ!」――ジュリアが退団する小波に熱き惜別の勝利。来年の抱負は「DDM7人で引っ掻き回す!」【スターダム】

「もっと来いよ!」――ジュリアが退団する小波に熱き惜別の勝利。来年の抱負は「DDM7人で引っ掻き回す!」【スターダム】

約4か月ぶりの復帰戦で勝利を飾ったジュリア。小波に惜別のメッセージを送っている。写真:どら増田

12月29日、ブシロード傘下の女子プロレス団体「スターダム」は、東京・両国国技館で年内最後のビッグマッチ『STARDOM DREAM QUEENDOM 2021』を開催。第4試合では、首の負傷で欠場が続いていたドンナ・デル・モンドのジュリアが、スターダム所属ラストマッチとなる大江戸隊の小波とシングル対決を行なった。

 今回、小波が所属から離れると聞いたジュリアは「12月で一区切りつけるんだったら、私が復帰して最後両国での相手やってやる」とラストマッチの相手に立候補。これに対し、小波が「スターダムでジュリアより熱い女はいないと思ってる。私のために復帰を決意してくれたのは、すごくうれしい」と対戦を受諾した。

 ジュリアが「絶対、最後なんかにさせないから」と小波の復帰を見据えた闘いをすると誓うなか、小波は懐かしのTCS時代のコスチュームで入場。ジュリアは新調したガウンに「小波 NEVER END」と書かれた寄せ書きのタオルを羽織って現れ、セコンドにはDDM入りをしたと思われる怪覆面2人が付いた。
  2人はガッチリ握手を交わすと、試合開始のゴングが鳴らされた。序盤からいきなりエルボーを連打するジュリアに対し、これを切り抜けた小波は得意のグラウンドから背中にキックを放つ。しかし、ジュリアは「もっと来いよ!」と挑発し、小波の蹴りを受けてみせた。

 キック合戦をキャプチュードで切り返すジュリアだが、小波は卍固めからグラウンド卍固めへ持って行く。ジュリアは何とかロープに逃れ、決めにいったパッケージドライバーはカウント2でストップ。しかし、最後はグロリアスドライバーを仕掛け、今度こそカウント3を奪ってみせた。

 見事復帰戦に勝利したジュリアは試合後、倒れている小波のもとへと歩み寄って握手を交わし、村山大値レフェリーが2人の手を挙げた。

 ジュリアは「ジュリアのことが好きで好きで堪らない諸君。ジュリア完全復帰お待たせしましたー!」と復帰の挨拶をすると、「小波!スターダムで出逢ってくれてありがとう。完全復活して必ずまたリングで逢いましょう。オマエが帰って来るの待ってるからな。NEVER END!」とエールを送った。
  一方、敗れた小波は「ジュリア復帰おめでとう!最後の相手がジュリアで本当に良かった。ジュリアに出逢えたこと、スターダムのみんなに出逢えたこと、それは私にとって誇りです。ありがとうございました!」と感謝の意を伝え、「アルベデルチ」、「NEVER END」と2人で交互に叫んで引きあげていった。

 さらにバックステージでは「また完全復活したときはこのリングに戻って来たいと思います」と小波。TCS時代のコスチュームを着用した理由については、「今は亡き戦友やスターダムのリングにいないもう一人の戦友の気持ちを一緒に背負って、きょうこのリングでジュリアと対戦したかったから」と明かしている。

「スターダムで私がレスラーとしてやってきたことすべてをきょうの試合に込めました。でもこれで終わりじゃない。またプロレスに、スターダムに戻って来たいと思います。小波はまだまだNEVER ENDです」
  かたやジュリアは「たくさんお客さんがいるなかで、復帰戦の相手が小波だったことは最高だった」と振り返り、「小波にとっても必ずスターダムに戻って来ようって思える試合になってくれたらいいなと思いました。やれることは全力でやりました」と清々しい表情を浮かべた。

 さらに「私は来年を見てます。DDMに新しいメンバーが入りました。きょう来てるので紹介します」として怪覆面2人を呼び込むと、来年の抱負を次のように力強く語った。

「スターダムの選手、そしてスターダムのファンの諸君。来年DDMは7人でスターダムをめちゃくちゃ引っ掻き回そうと思います。いい選手。強いよ。あとゴッデス!ゴッデスのタイトルマッチを早急に組んで欲しい。それでは諸君アルべデルチ!」

 2022年はジュリアの復帰、メンバーの増殖により、新生DDMから目が離せない。

◆スターダム◆
『STARDOM DREAM QUEENDOM 2021』
2021年12月29日
東京・両国国技館
▼ジュリア復帰&小波ラストマッチ(30分1本勝負)
○ジュリア(12分06秒 片エビ固め)小波●
※グロリアスドライバー

取材・文●どら増田

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