「僕らはベストなチームのひとつ」球団新10連勝のグリズリーズ主砲モラントが見せる“自信”と“献身性”<DUNKSHOOT>

「僕らはベストなチームのひとつ」球団新10連勝のグリズリーズ主砲モラントが見せる“自信”と“献身性”<DUNKSHOOT>

10連勝中のグリズリーズを牽引するモラント。自らの活躍に加え、チーム力の高さにも自信を見せる。(C)Getty Images

メンフィス・グリズリーズの勢いが止まらない。

 現地時間1月11日、リーグ首位のゴールデンステイト・ウォリアーズと対峙したグリズリーズは接戦を制して116−108で勝利。フランチャイズ史上最長となる10連勝を達成した。

 この試合では残り1分14秒で3点差まで詰め寄られたが、22歳の司令塔ジャ・モラントがここから連続5得点を奪って難敵を振り切った。

「ああいうプレッシャーは大好きだ。そういう時こそ、自分が最も輝ける気がしている。入ろうが落とそうが、僕はああいった場面でショットを打つのが好きなんだ」

 そう語ったモラントは昨季のプレーイン・トーナメントでもウォリアーズを下してチームをプレーオフに導くと、3年目の今季も平均24.9点、5.7リバウンド、6.7アシスト、フィールドゴール成功率48.9%、3ポイント成功率37.9%と見事な活躍を披露。その驚異的な身体能力から繰り出される滞空時間の長いダンクやブロックで、連日ファンを沸かせている。

 現在グリズリーズは、チーム2位の平均18.4点を記録するディロン・ブルックスが左足首の捻挫、先発センターのスティーブン・アダムズが新型コロナウイルスの安全衛生プロトコルで離脱中だ。しかしチームは下降するどころか、その勢いは増すばかりである。
 「彼らはリーグでもベストなチームのひとつになった。ほんの数年の土台で、ここまでのチームを作り上げたんだ」と、ウォリアーズのスティーブ・カー・ヘッドコーチも舌を巻く。

 そんなグリズリーズを牽引するのはもちろんモラントだ。「まず第一に、僕らはリーグでベストなチームのひとつだということ」と自信を見せるように、直近24試合で20勝と白星を量産。勝率5割を上回るチーム相手にも19勝8敗という強さを誇っている。

 さらに、「僕らはどれほど層が厚いかということも見せている。どんなことがあろうと、巻き返して試合に勝つことができる。これからも一丸となって戦い続けていく」と、若きエースは“チーム一丸”を強調した。

 ウォリアーズ戦ではルーキーのザイエア・ウィリアムズがモラント(29得点)に次ぐ17得点を奪取。20歳のルーキーはステフィン・カリーへの好守でも存在感を放った。

「試合前の彼を皆に見てほしかったね。彼がどれだけステフ相手に準備してきたことか。彼は今夜、本当に集中していた。彼がこのチームを大きな勝利へと引っ張っていってくれたのさ」

 エースのモラントはルーキーの活躍を称賛し、勝利を喜ぶ姿が印象的だった。レギュラーシーズンの折り返し地点を迎えているなか、自信を増したグリズリーズの快進撃がどこまで続くのか注目だ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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