「アルファタウリのピークは2021年」と専門メディアがネガティブ予想…角田裕毅、ガスリーについては!?

「アルファタウリのピークは2021年」と専門メディアがネガティブ予想…角田裕毅、ガスリーについては!?

昨シーズンは142ポイントを獲得して6位進出を果たしたアルファタウリ。今季は5位以上を狙う。(C)Getty Images

1月25日からイタリア・イモラで今年初のプライベートテストをスタートさせ、2022年型マシンのお披露目が2月14日と発表されるなど、スクーデリア・アルファタウリの新シーズンに向けて動きが活発化してきた。

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 昨季はチーム史上最高の成績(142ポイント獲得)を挙げたイタリア・ファエンツァのチームは、新レギュレーションが施行される今季、さらなる躍進を遂げて、昨季惜しくも逃したコンストラクターズランキング5位を達成しようと、意気込みは十分である。

 そんなアルファタウリの新シーズンを、オランダのF1専門メディア『F1MAXIMAAL.NL』が展望。「経験豊富でドライバーを正しい方向に導くことができるフランツ・トスト代表と信頼できるテクニカルディレクターのジョディ・エギントンという、しっかりしたトップを擁したチーム」として、昨季はほとんど自チームで開発した車でチャンピオンシップの6位につけたことを高く評価した。
  そんなチームの2022年の強みとしては、昨季に安定したパフォーマンスでドライバーランキングの9位に浮上したピエール・ガスリーの存在を「切り札」として挙げ、「その将来がどうなるかまだはっきりしないが、少なくともアルファタウリはもう1年、彼のドライビングスキルを楽しむことができる」と綴って、昨季の68%もの高い得点率を「フェラーリ、マクラーレン、アルピーヌと戦うドライバーにとっての誇れる結果」と称賛している。

 一方、キャリア2年目の角田裕毅については、「昨季、ガスリーが自身の車のポテンシャルを最大限に活用したのに対し、日本人ドライバーがそうするのを目にすることはできなかった。今季、ガスリーとのギャップを縮めることはできても、打ち負かすことは難しいだろう。彼が正しいフォームを見つけられなければ、2022年がF1での最後の年となっても、何の驚きもない」と厳しい展望を示した。

 しかし、続けて「彼は昨季の最終戦アブダビ・グランプリで自信を得たようで、それはシーズン開幕前の合同テストで見せたものと同じだった。彼が新シーズンにこれを維持し、野心的な行動を抑えることができれば、ガスリーを追い詰めることができるかもしれない。全てのセッションでツノダがチームメイトを上回ったアブダビGPで、ガスリーは冷静さを欠き、感情的に振る舞い、2019年のレッドブル時代と同じ状況に陥った。ツノダが正しい行動をとれば、再びこれが起こるかもしれない」と、日本人にも勝機があると指摘している。
  このように、ガスリーは十分に信頼でき、角田にも可能性があるというのが同メディアのドライバーに対する評価であり、ならばチーム全体の展望も明るいものとなりそうだが、意外にも新シーズン、アルファタウリが昨季の6位を維持、もしくはそれ以上の成績を挙げることは困難であると、このオランダ・メディアは予想する。

 その理由は、昨季のレギュレーションがアストンマーティンなどの多くのチームに大きく不利に働いた一方で、レッドブルやアルファタウリにはそれが見られなかったこと。それが昨季の好成績の理由であると同メディアは見ており、新レギュレーションの下で全てがリセットされた状況では、アルファタウリの持っていた強みが消え、アストンマーティンとの力関係が逆転し、またトップチームや中段争いのライバルとの戦いに対応するのも難しくなり、今季のポジションを維持することは厳しいという。
  ガスリーについては、ワールドチャンピオンも可能といわれるポテンシャルを活かして5、6番手につけることが可能かもしれないが、「それでもアルファタウリにとっての現時点でのピークは2021年となるだろう」と同メディアは予想。可能性の数値では「昨季を上回る」が18%、「昨季と同じ」が9%、「昨季を下回る」が73%。なお、ドライバー対決で「ツノダがガスリーを上回る」は9%に止まっている……。

 2022年型マシンの開発について、トスト代表は以前、「(2021年に)良い車を作ったエンジニアを信頼している。(2020年型の)AT01は良い車で、翌年のAT02はさらに進化していた。完全に新しい車とはいえ、AT03が高い競争力の秘めたものとならない理由があるだろうか? どうなるかは分からないが、チームは正しい方向に進んでいると信じている」(専門メディア『GPFANS』より)と語っていたが、果たしていかなる結果が出るだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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