昨季に続く巻き返しを誓うウエストブルック「プレーオフへたどり着けば0勝0敗だ」<DUNKSHOOT>

昨季に続く巻き返しを誓うウエストブルック「プレーオフへたどり着けば0勝0敗だ」<DUNKSHOOT>

レイカーズ加入1年目の今季は成績を落としているウエストブルックだが、昨季に続く後半戦の爆発を誓っている。(C)Getty Images

現地時間2月2日(日本時間3日、日付は以下同)、ロサンゼルス・レイカーズは7試合ぶりのホームゲームでポートランド・トレイルブレイザーズを下し、連敗を3でストップさせた。

 1月21日から30日にかけて行なわれたイースタン・カンファレンスのチームとのロード6連戦では、3試合目のブルックリン・ネッツ戦こそ10点差で勝利し勝率を5割に戻したものの、最後の3試合は大黒柱のレブロン・ジェームズが左ヒザの腫れのため離脱。3連敗を含む2勝4敗で遠征を終えていた。

 現在25勝27敗(勝率48.1%)でウエスタン・カンファレンス9位。レギュラーシーズン残り30試合という状況で、レイカーズはプレーオフ出場を確実にするためには6位のデンバー・ナゲッツ(28勝23敗/勝率54.9%)との3.5ゲーム差を埋めなければならない。

 ここまでチームで唯一フル出場を果たしているラッセル・ウエストブルックはブレイザーズを前に、ワシントン・ウィザーズで過ごした昨季の経験を交えて巻き返しを誓っていた。
 「昨シーズン、俺は一時17勝32敗で、プレーオフへ進出するチャンスはないと見られていた。でも自分たちにはできるんだというマインドセットを持つことが大事なんだ。互いにそのメンタリティ―を構築することで、誰がいようといなかろうと、チームにその心持ちが生まれれば、(状況は)違うものになってくるんだ」

 昨季のウィザーズは1月末にリーグ最下位に転落すると、2月に一時浮上を見せるも3月に入って再び連敗を繰り返し、4月5日時点で17勝32敗。しかしここからウエストブルックがトリプルダブルを連発してチームを牽引。4月7日から17勝6敗でイースタン・カンファレンス8位まで浮上してレギュラーシーズンを終えると、第7シードをかけたボストン・セルティックスとのプレーイン・ゲームこそ落とすも、インディアナ・ペイサーズとの大一番を制して第8シードの座を掴んだ。
  プレーオフではフィラデルフィア・セブンティシクサーズの前に1勝4敗でファーストラウンド敗退となったものの、シーズン終盤にウィザーズが見せた巻き返しは驚異的で、その主役を演じたのがほかならぬウエストブルックだったことは記憶に新しい。

「成績がどうだろうと、楽しんでプレーしていればそんなことなんて忘れてしまうのさ。開幕の時点で、このチームのタレントを考えれば確かに大きな期待をされていたし、皆がこの時点になれば俺たちはある程度のレベルで確かな成績を残しているといった話をしていた。でも俺たちとしては、今のチームにはエナジーがあるのは間違いないし、正しい方向へと向かっているんだと思う」

 もちろん、今季のレイカーズも誰一人プレーオフ進出を諦めていないだろう。チームが掲げるゴールはあくまで、2020年以来2シーズンぶりの覇権奪回。そのために豪華なベテラン軍団が集結したのだから、シーズン中盤戦のこの時点で目標を見失うことはない。
  ウエストブルックも、プレーオフ進出は「いつだって手の届くところにある」とし、この先に待ち受ける真の戦いを見据えている。

「プレーオフへたどり着けば0勝0敗だ。俺はそう感じている。プレーオフに出場できれば、それまでの戦績がどうだろうと関係ないんだ。プレーオフになればどこも0勝0敗になる。そしてその時にベストなチームが勝ち上がるんだ」

 はたしてレイカーズはこの試練を乗り越え、ポストシーズンへと駒を進めることができるのか。その鍵を握る選手の1人がこの男なのは間違いない。レブロン、アンソニー・デイビスとともに覇権争いを演じるべく、ウエストブルックは今後も120%のエナジーでプレーし続ける。

文●秋山裕之(フリーライター)

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