物議を醸す中国の今大会初の金メダル。韓国スピードスケート選手は「不公平で虚無感がある」と本音を吐露【北京五輪】

物議を醸す中国の今大会初の金メダル。韓国スピードスケート選手は「不公平で虚無感がある」と本音を吐露【北京五輪】

決勝でイタリアとのデッドヒートを制した中国の選手たち。しかし、レース後、彼らに各国から批判的な声が殺到した。(C)Getty Images

開幕からアスリートによる熾烈な争いが続いている北京五輪。しかし、現地時間2月5日に行なわれたスピードスケート・ショートトラック混合2000メートルリレーでの、ある判定が物議を醸している。

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 2組目として登場した中国はハンガリーとアメリカに屈して3位でフィニッシュしたのだが、ここでビデオ判定が介入。すると、およそ10分ほどの審議の末、アメリカとロシアオリンピック委員会(ROC)が相手走行を妨害したとして、失格処分になったのだ。

 まさに青天の霹靂だ。繰り上がりによる決勝進出が決まった中国は、0.016秒差という接戦でイタリアを退けて優勝。同国の今大会初となる金メダルを手にした。

 自身が接触したと判定されたアメリカ代表のライアン・ピビロットが「説明もなく、よくわからないよ」と漏らしたように、このジャッジには各国からも様々な声が噴出した。そのなかには、中国の第2走者が第3走者にタッチしていないと指摘するものもある。
  そんな世界的に物議を醸す決定に、「中国が金メダルを手にする過程を見ると、不公平で申し訳ない気持ちになる。『ここはこういうところなのか』と虚無感がある」と、率直な想いを口にしたのは、韓国のスピードスケート代表の主将であるクァク・ユンギだ。

 レースから一夜明けた現地時間2月6日に、経済紙『The Korea Economic Daily』など複数の韓国メディアの取材に応じた33歳は、当時現場で見ていた印象として、「オランダの選手たちとも『中国とアメリカとロシアが失格になるね』と話していた。それぐらいに明らかだった」と告白。そのうえで、「ビデオの確認が長引いたから『まさか』と思ったら、受け入れがたい決定が出たんだ」と怒りを滲ませた。

「韓国チームにとっては、関係のない判定だけど、もしも自分が当事者だとしたらかなり悔しいと思う。僕は選手人生で、タッチできなかったシチュエーションが認められた瞬間を一度も目にしたことがなかった。だから、もしも該当したのが違う国だったら上に勝ち上がれたのかなと思った」

 疑惑の判定に対して、強い口調で物申したベテラン。彼の言葉は中国の選手たちにどう響くだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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