「金メダルが奪われた」ハンガリー選手が接戦を制すも失格に。繰り返される“中国ファースト”のジャッジに世界が疑念【北京五輪】

「金メダルが奪われた」ハンガリー選手が接戦を制すも失格に。繰り返される“中国ファースト”のジャッジに世界が疑念【北京五輪】

リュー(左)と任子威(右)のデッドヒート。リューは先にゴールも失格に。(C)Getty Images

2月4日に開幕した北京五輪。各国代表がしのぎを削り大会を盛り上げる一方、ショートトラックでは、中国選手に有利な判定が相次いでいると不満の声が挙がっている。

 問題視されているレースのひとつが、5日の混合団体リレーの準決勝。第2走者が第3走者にタッチせずも容認された中国に対し、アメリカとロシアオリンピック委員会(ROC)は妨害で失格処分を受けた。この結果、繰り上がって決勝へ進出した中国は、イタリアとの激しいデッドヒートの末、金メダルを獲得したのだ。

 これに対して、スポーツ界を越え政治家が発言したとロシアメディア『Metaratings』が伝える。同国議会のビタリー・ミロノフ氏は、「中国人を訴えるのは難しい。彼らはホストなので」としたうえで、「でもこのスキャンダルを揉み消さない。双方アスリートが悪いの場合は、両方を罰する必要がある」と訴えている。

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 そしてリレーに次いで、7日の男子1000メートル決勝でも不可解なジャッジが下された。中国の3選手と、ハンガリーの2選手の5人でメダル争いを行なった同レースは、シャオリン・サンドル・リュー(ハンガリー)と任子威(中国)の2選手の競り合いに。接戦を制したのはリューだったが、喜びは束の間。ゴール直前の激しいポジション取りが不運にも妨害とみなされ、失格が言い渡されたのだ。これに海外メディアも不信感を抱いている。
  というのも、リュー側ではなく任子威に非があると見ているのだ。ハンガリーの日刊紙『Magyar Hirlap』は、「リューの金メダルが奪われ、弟のリューが銅メダル」と見出しを打ち、監督のコメントを取り上げた。

「中国選手が、我々ハンガリー選手を封じ閉じ込めようとしていた。途中で小さな衝突はあったが、これはお互いさまだ」と言うも、問題のフィニッシュに関しては「最初にフィニッシュラインを通過したリューを、中国選手が両手で引き戻した」と訴える。

 また、任子威が妨害していることを証明する複数の写真は、米放送局『FOX SPORTS』のオーストラリア版で公開されており、同メディアは「冬季五輪で中国は相手が不正したと見せかけたが、恐ろしい写真が出てきた」と報じている。

 韓国放送局『JTBC1』は、すでに諦めモードに入っているようで「中国選手に触れてはいけない、追い越すのはもっとダメ。一緒に並んではいけない」と注意喚起した。

 世界が疑念を抱く“中国ファースト”のジャッジ。真相はいかに……。

構成●THE DIGEST編集部

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