井上尚弥とドネアの“世紀の再戦”に前進! アラムCEOが悩む合意に向けた「最大にして最後のハードル」は日本?

井上尚弥とドネアの“世紀の再戦”に前進! アラムCEOが悩む合意に向けた「最大にして最後のハードル」は日本?

連勝街道を突き進んでいる井上。そんなモンスターとのドネアの対決を待ち望むファンは、少なくない。(C)Getty Images

世界が熱視線を送るビッグマッチは、実現に向けて着々と動いているようだ。

 現地時間2月25日、米のボクシング専門YouTube番組「The 3 Knockdown Rule」に出演した米プロモート会社『TOP RANK』のボブ・アラムCEOは、開催の行方が注目されているWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(大橋)とWBCバンタム級王者のノニト・ドネア(フィリピン)のマッチメイクについて「本当にすぐそこまで来ているんだ」と明言した。
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 かねてから待望された一戦だ。ともにバンタム級統一を目指す両雄は、2019年11月に行なわれたWBSS決勝で初対戦。互いに激しく打ち合った攻防戦は12回のフルラウンドまでもつれ込んだ末に、3-0で“日本のモンスター”が判定勝ちを収めていた。

 井上の名を世界に知らしめた一戦となった。かたやドネアも昨年5月にノルディーヌ・ウバーリ(フランス)からWBCの王座に奪取。ベルト戦線に返り咲き、リマッチの機が熟した感がある。

 世界屈指のハードパンチャーによる大戦に注目が集まるなかで、興味深いコメントを残したのが、アラムCEOだった。井上をサポートする老舗を取り仕切る“御大”は、「3 Knockdown Rule」の取材で、交渉の現状を語った。
 「かなり合意に近づいていると私は思う。すべては、イノウエやドネア、さらにはオオハシじゃなく、日本政府が規制を解除するかどうかに依存している。だが、我々は4月には、すべてがクリアになると理解している」

 一連のアラムCEOのコメントを紹介した米専門メディア『3 Kings Boxing』は、「再戦は日本でやる可能性が限りなく高い」と分析。そのうえで、「オミクロン株の感染拡大による懸念が続いているこの国は、渡航禁止令などを強化しており、ボクシング界も影響を受け続けている」とし、こう記した。

「日本では昨年末にIBF世界ミドル級王者のゲンナジー・ゴロフキンとリョウタ・ムラタによる2団体統一戦が予定されていたが、政府が外国人の新規入国を禁止する水際対策を敷いたために破談となっている。それを考えると、規制が解除されるかどうかが、バンタム級最高の闘いを左右する最大にして最後のハードルかもしれない」

 オミクロン株の世界的な感染拡大が続き、先行きが見えない状況は続いている。そのなかで、バンタム級のトップファイターのリマッチは実現するのか。合意が目前に迫っている交渉の行方に注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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