失意の北京五輪から“復活V”! W杯で輝いた高梨沙羅に独メディアも賛辞「タカナシは困難な局面を乗り越えた」

失意の北京五輪から“復活V”! W杯で輝いた高梨沙羅に独メディアも賛辞「タカナシは困難な局面を乗り越えた」

久々の勝利を掴んだ高梨。欧州の地で快哉を叫んだ彼女には海外メディアも賛辞を惜しまない。(C)Getty Images

日本のスキージャンプ界が誇るエースが、見事な復活を遂げた。

 現地時間3月2日、ノルウェーのリレハンメルでノルディックスキーのW杯ジャンプ女子個人・14戦目(ヒルサイズ=140メートル、K点=123メートル)で開催され、日本の高梨沙羅が優勝。今季2勝目を挙げた。
【動画】日本のエースが復活!高梨のビッグジャンプをチェック

 大きな期待を背負った北京五輪では失意に暮れた。同大会から導入された団体混合戦で、1本目の跳躍後にスーツ規定違反で失格に……。2本目のジャンプ後には膝から崩れ落ち、人目をはばからずに涙した。そんな25歳が見せたショッキングな姿には世界も憂いた。

 文字通りどん底に沈んだ。だが、高梨はカムバックを果たした。前週のオーストリアでのW杯を欠場して心身ともに調整を続けた彼女は、満を持して登場した1本目に130メートルとビッグジャンプを見せつけて2位にランクイン。表彰台が見えていた2本目では、さらに距離を伸ばして132メートルをマーク。これでライバルを押しのけ、歴代最多の通算62勝目を挙げた。
 日本が生んだ天才ジャンパーの勝利は、海外メディアでもクローズアップされている。ドイツのスキージャンプ専門サイト『Skispringen』は、「日本のサラ・タカナシは困難な局面を乗り越え、リレハンメルで輝かしい復活を遂げた」と賛辞を贈った。

「彼女にとって、この勝利はこれ以上ない喜びだろう。北京オリンピックでの団体混合戦でのスーツ騒動によって涙を流したタカナシは、そこからしばしの休暇を取り、自身のキャリアの未来も考えた。だが、彼女は強くなって舞い戻り、水曜日の夜に見事なカムバックを果たした」

 今季のW杯ランキングでも、100ポイント加算してリエ・オプセット(ノルウェー)を抜き、6位に浮上した高梨(547pt)。首位には依然としてマリタ・クラマー(オーストリア=1045pt)が君臨しているものの、あと5戦でどこまで近づけるか。この先のパフォーマンスも興味深く見守りたい。

構成●THE DIGEST編集部

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